伊藤透雪

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3/31/2026, 5:09:41 AM

何気ないふり

気が利くふりでさらっと
台所の洗い物に手を出し

風呂に入る時に洗濯を始め

日常の家事は
何気なく見えるほうがいい
妻の顔をチラッと見つつ

タイミングが大事
慣れてもやっぱり
何気ない“ふり”になってしまうのは

やっぱり対等と思ってないのかな
共働きの気遣いと当たり前は
難しい

3/30/2026, 7:11:43 AM

ハッピーエンド

夢で会うあなたは笑顔で
私たちは上手くやっている
だから夢なんだけど

別れてから随分と時が経った
あなたは元気にしているかしら
夢では若いままだけど
今はどんな風に年をとっただろう

そんなことを考えるようになった
のは年老いた自分を鏡で見てるから

また会うことはないけれど
夢ではハッピーエンド
それが歳月ってことかな

2人で桜を見上げるくらい
できたら良かったな
若い2人のままで

3/29/2026, 1:24:37 AM

見つめられると

目が合うと小首を傾げる癖
にっこり笑っているときと
何か?って苛立っているときと
表情がくるくる変わる

そんな君が好きだよ

じっと見つめてくるとき
無表情じゃ分からない

ドギマギするより
心が通じ合えるといいな

分かりやすいって長所だと
思うんだ

特に
にっこり見つめられると
心が温かくなるよ

3/28/2026, 4:17:28 AM

My heart

どくん、と跳ねた心臓が
胸を痛めた

大切な友人が亡くなった
その知らせに思わず
呻いて床に屈した

お互いの距離は
付かず離れず

時々お茶して
時々外食して
生存確認や悩みごと
何でも話し合えた

遠い昔に恋をして
離れた2人の距離が
僅かに近づいていた

余りに唐突な別れは
恋人から友人になったあの日より
よっぽど現実的だ

側で看取れないのが
本当の距離だった

永遠の距離には
慣れるか今は分からない

3/27/2026, 7:44:04 AM

ないものねだり

もっと若かったら
もっと人付き合いがあったら
こんな自分でなかったら

今を認知するって
無いものを手放す事なんだね

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