伊藤透雪

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5/9/2026, 4:06:38 AM

一年前


変わらぬ生活に飽き飽きしていた
だからといって変えるエネルギーがなく
自分を慰めたり責めたりもせず
頭の中も空っぽ

一年前
何も変わらぬ日々に飽き飽きしていた
洗濯しながら夢想したのは
脱出することばかりだ
そのためには金、金、そればかり

生活を変えるのは何なのか
分からないまま年を越えた

5/8/2026, 4:53:22 AM

初恋の日


3つ年下の従弟が好きだった
12歳の夏

遊びに行った叔父の家で
遊び疲れて気づけば2人っきり
大人びた瞳が何を考えてるなんてわからない
じっと見る目

お泊りで5人並んで眠るとき
気になった目のことで
頭がいっぱい

思春期のいたずらだったのだろうか
淡いあぶくは心の片隅にいて
懐かしさに変わった

4/28/2026, 2:27:45 AM

生きる意味/生きている


生きて、いる。
今、生きている。

10代に置いてきてしまった
自分を取り戻す手立ては
もうない

雲の中で流れ
流れに逆らえず過ぎた年月
病を持って何とか逆らう術を探し
今の自分と折り合いをつけた

生きることに意味なんてあるんだろうか

ただ生きて死んでいくのは
定めのようなもの
生まれたときから
どう生きるかは迷うけれど

ただ
わたしは生きて、いる。
いることに絶望と希望の間で
眠るような日々が続いてる

いなくなるのはいつか、
自分では決めない

4/27/2026, 5:37:53 AM

善悪/思いやりと執着と


あなたが立ち上がるとき
どうしたの、と問うわたしの
自分の胸の悪寒
気づくまで言い続けた

どうしたの
何か悪いことしたかな
今日は気分良い?

あなたの顔色が気になって
何度も繰り返す言葉が

思いやりとは違う
善いことではなく
ただの執着

優しいのはあなただった
いつも応えてくれ
放すこともなかった

悪夢のような不安が
あなたを問い詰めるような
わたし

いつだっていい距離感で
いた筈なのに

4/25/2026, 2:40:12 AM

ルール


世の中の些細なルールに
毎度ドキッと撃たれ
感度の悪いメモリはディスクに焼き忘れる

例えば
通り過ぎる隣人の挨拶
普段の微笑むような明るさ
トイレの蓋を閉じること
改札口前でもたもたしないこと

些細なことじゃないかもしれない
他者への思いやりがあればできることなのか
気遣いしてるつもりでも
誰かのイライラを起こしているのかな

でも忘れるときがある
できてるときもある

ポンコツのメモリは
チカチカと誤作動を起こして
時には自分がイライラしている

マナーというルールは難しい

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