一年前
変わらぬ生活に飽き飽きしていた
だからといって変えるエネルギーがなく
自分を慰めたり責めたりもせず
頭の中も空っぽ
一年前
何も変わらぬ日々に飽き飽きしていた
洗濯しながら夢想したのは
脱出することばかりだ
そのためには金、金、そればかり
生活を変えるのは何なのか
分からないまま年を越えた
初恋の日
3つ年下の従弟が好きだった
12歳の夏
遊びに行った叔父の家で
遊び疲れて気づけば2人っきり
大人びた瞳が何を考えてるなんてわからない
じっと見る目
お泊りで5人並んで眠るとき
気になった目のことで
頭がいっぱい
思春期のいたずらだったのだろうか
淡いあぶくは心の片隅にいて
懐かしさに変わった
生きる意味/生きている
生きて、いる。
今、生きている。
10代に置いてきてしまった
自分を取り戻す手立ては
もうない
雲の中で流れ
流れに逆らえず過ぎた年月
病を持って何とか逆らう術を探し
今の自分と折り合いをつけた
生きることに意味なんてあるんだろうか
ただ生きて死んでいくのは
定めのようなもの
生まれたときから
どう生きるかは迷うけれど
ただ
わたしは生きて、いる。
いることに絶望と希望の間で
眠るような日々が続いてる
いなくなるのはいつか、
自分では決めない
善悪/思いやりと執着と
あなたが立ち上がるとき
どうしたの、と問うわたしの
自分の胸の悪寒
気づくまで言い続けた
どうしたの
何か悪いことしたかな
今日は気分良い?
あなたの顔色が気になって
何度も繰り返す言葉が
思いやりとは違う
善いことではなく
ただの執着
優しいのはあなただった
いつも応えてくれ
放すこともなかった
悪夢のような不安が
あなたを問い詰めるような
わたし
いつだっていい距離感で
いた筈なのに
ルール
世の中の些細なルールに
毎度ドキッと撃たれ
感度の悪いメモリはディスクに焼き忘れる
例えば
通り過ぎる隣人の挨拶
普段の微笑むような明るさ
トイレの蓋を閉じること
改札口前でもたもたしないこと
些細なことじゃないかもしれない
他者への思いやりがあればできることなのか
気遣いしてるつもりでも
誰かのイライラを起こしているのかな
でも忘れるときがある
できてるときもある
ポンコツのメモリは
チカチカと誤作動を起こして
時には自分がイライラしている
マナーというルールは難しい