伊藤透雪

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My heart

どくん、と跳ねた心臓が
胸を痛めた

大切な友人が亡くなった
その知らせに思わず
呻いて床に屈した

お互いの距離は
付かず離れず

時々お茶して
時々外食して
生存確認や悩みごと
何でも話し合えた

遠い昔に恋をして
離れた2人の距離が
僅かに近づいていた

余りに唐突な別れは
恋人から友人になったあの日より
よっぽど現実的だ

側で看取れないのが
本当の距離だった

永遠の距離には
慣れるか今は分からない

3/28/2026, 4:17:28 AM