伊藤透雪

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3/10/2026, 1:53:55 AM

過ぎ去った日々/中2の自分

背の高い木に登り
世界を見ていた時
中2の私は家から
ナタを持ち出して
小屋みたいな物を
作って秘密基地に
したり英雄ごっこ
に夢中だった

女子の友達はできなかった
何故かは知らないけど
仲間外れではなかった
女子はキティちゃんの
人形を鞄に付けたり
グッズのキラキラした
「女の子」を満喫してる

私は殆ど買ってもらえないし
お小遣いも足りない
ハンカチはスヌーピーだ

人と違う事を気にしなかった
思春期の始まる前
今と随分違うなあ
いつから
人と比べるようになったんだろう
良い事が無いのに
比べて良いことなんてない

過ぎ去った
素直をまだ持っていた日に
おーいと呼んでみても
私は振り向かない


3/9/2026, 1:23:39 AM

お金より大事なもの

お休みします。

3/8/2026, 6:46:01 AM

月夜/13夜

銭湯に行きしな
空を見上げると
東に月が出ていた
夕陽の色を纏う時間
小さく見える月は13夜

お風呂を上がって帰る頃
西に傾き大きなライトが
煌々と照らすように
影も明るく見える夜

洗面器の石鹸箱と
シャンプーがカタリというまで
見上げて
今夜は月が綺麗ですね
と夏目漱石の書いたラブシーン
を思い出してた


3/6/2026, 11:11:29 AM

絆/春の雨と

春の雨が降る中で
香りに惹かれ振り向いたら
見つけた紅色の花

沈丁花
傘を差し掛けると
ふわりと舞う香り

知らない路地にひっそりと
咲く花を見つけて
ひと休み

 あの人の香りも
  振り向くほど強かったが

沈丁花は艶やかで美しい香りだ

あの人と絆を結ぶことはできなかったな
 と、思い出して苦笑する

 そこまで惹かれた訳じゃなかったか
花を見ながらぼんやりしていた



3/6/2026, 3:29:58 AM

たまには

天井の模様を見ながら
過ごしてきた
春だというのに

涙の跡が
起きたら出てる
これでいいとは
思ってない

たまには
土手のある
川のほとりで
詩を編みたい

横を向いて
出かけられない
苦痛を苦痛としない
自分を慰めてる

春だというのに
変われない

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