青い春
私たちにはいつでも青い冬だった
制服のスカートが海の湿気をおびてベタベタで
それぞれ悩んでる事は違ったけど
私たちは消えていなくなりたい程
ただ3人で腕をからめ手をとりあって
海にはいっていったよね
派手にこけてしまて
3人一緒に
楽しくなってしまって
ずぶ濡れで、しょっぱくて
だめだったねって誰かがいった
そうだねって答えて
でも私達はそうやって
明日も生き抜いて
毎日同じ事を繰り返してる気がしてたよ
今は手の届く隣にいないけど
みんな今は1人ではない
大切なだれかと手を取り合って生きてる
高校生の私達は青い冬、
今はもう青くなくてあたたかい水色になったよ
2人は何色になっていってるかな
また3人で腕をからめて手を取り合って
違う色の海に入りたい
小学3年生の頃に絵本を書いた
密かに将来詩人か絵本作家になりたかった
勇気をだしてクラスの担任にみせるた
キザでクサイといわれた
この時の何気ない担任の一言は
私の夢を砕いたのだ
書いた絵本を雑に部屋に置いて
テレビをみていた
姉が帰ってきてテレビを見ながらおかえりーといった
姉もただいまーっといい部屋に入っていった
私はやばいと思った
姉と私は同じ子ども部屋で絵本を置きっぱなしにしている事、読まれてしまうと思いあわてて部屋に向かった
姉は私が書いた絵本を手に持っていた
あぁ、おわった、、と思った
姉は
これはあんたが書いた?と問う
私は口ごもりながらうんと頷くと
あんたすごいじゃん!!感動したよ
姉は本気で褒めて感心していた
私はすごく嬉しくなった
担任の言葉はいまだ心につかえている
絵本作家にも詩人にもなっていない
でも姉が認めてくれた事で
私は今もこうして文章を書く事ができている
他人からの言葉は傷つけて心をおるけど
姉からの言葉は温かくずっと私の大事な思い出で
何よりの理解者である姉へ
犬は喜び庭かけまわり
猫はこたつでまるくなる
雪が降らない土地で育って
犬も猫もいなくて
父もいなくて
青いセキセインコの男の子
肩にとまるとこそばゆくて
よくおしゃべりしてたんだった
今は雪がふりつもり
あたり一面が真っ白になっている
こたつの中で2匹の猫が寄り添っている
ソファーの上から犬が
お散歩に行こうと催促してくる
雪やこんこの唄が頭の中で流れる
よしかけまわりにいこう
ふってはふってはずんずん積もる前に
形をかえて
姿をかえて
君の命が尽きるまで
僕の命をあげるから
君と一緒にこの世を生きて
消えるときは一緒に
せーので君と一緒に
私はずっと寂しさと生きてきている
私だけが寂しいとは思わない
皆んなそれぞれどこか寂しさがある
それぞれの寂しさを、
わたしは理解してあげることはできない
寂しさが募り怒りに変わっていく人もいた
寂しさとは共存し、コントロールして生きていかないと
自分が崩れそうになるほど寂しくても