1/19/2026, 10:07:53 PM
【君に会いたくて】
終電に飛び乗る金曜日の夜。
一抱えの荷物を手に、ガラガラの座席に身体を沈める。
走ったせいで疲労を訴える足、整わない息。
それでも心が疲れていないのは、きっと。
あのかわいい笑顔に会えるからなのだろう。
1/18/2026, 10:08:25 PM
【閉ざされた日記】
あの子とのツーショット写真を撫でる。
どうしてあの子がと、枕を濡らした日は少なくない。
私からあの子を奪ったあいつを、裁かないと。
日記を閉じる。
それに鍵をかける。
幸せだった日々の記憶を頭の奥に押し込めて、私は決意と共に立ち上がった。
1/16/2026, 11:17:11 AM
【美しい】
「美しい」とは何か。
美しい容姿。
美しい歌声。
目と耳で感じるもの。
美しい匂い。
美しい味。
美しい手触り。
鼻と舌と手で感じないもの。
けれど、美しい言葉は、心で感じるもの。
私たちは、五感だけで生きている訳ではない。
――どこかひとつだけでも、美しくありたい。
1/15/2026, 10:32:09 AM
「この世界は」
そう呟いた君の続きの言葉を待つ。
だが、いつまで待っても君は口を閉ざしたまま。
その湖のように凪いだ瞳が、カフェのテーブルに落とされて伏せられる。
触れたら壊れてしまいそうで、僕は膝の上で手を握りしめた。
――ずっと、後悔している。
あの時、君の何もかもを壊していたならと。
黒い四角形に縁取られた君の笑顔に、僕は懺悔をした。
1/13/2026, 8:26:34 AM
愛おしい温もりに包まれたまま、そっと目を閉じる。
だが分厚い膜の向こう、電子音がけたたましく鳴る。
ああ、今日からまた仕事だなんて。