「この世界は」そう呟いた君の続きの言葉を待つ。だが、いつまで待っても君は口を閉ざしたまま。その湖のように凪いだ瞳が、カフェのテーブルに落とされて伏せられる。触れたら壊れてしまいそうで、僕は膝の上で手を握りしめた。――ずっと、後悔している。あの時、君の何もかもを壊していたならと。黒い四角形に縁取られた君の笑顔に、僕は懺悔をした。
1/15/2026, 10:32:09 AM