スピラ

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12/10/2023, 4:15:50 AM

暗い部屋の自室に籠もっていた。
今日は何もうまくいかなかった。
先輩には気にしないでと言われたけど
気にしないでと言うのは私には無理だ。
明日も失敗したらどうしよう。
私の失敗ですべてがぶち壊れるかもしれない
そんなことを学校から帰宅して考えていると
部屋の扉がノックされる。
「ねぇ、お母さんだけど。
帰宅してからどうしたの?学校で何かあったの」 
「何でもないよ……ちょっと疲れただけ」
お母さんが心配しているのはわかるけど
今は誰にも会いたくなかった……
するとお母さんは誰かに何かを言っていた。
「ごめんね。せっかく来てくれたのに。
あの子。なんか帰ってきてから様子が変なのよね」
「大丈夫です。ちょっと様子見に来ただけなので」 
「ごめんね。」
誰か来たみたいだ……
するとドアがノックされる。
「ねぇ。入っていい?」
幼馴染みが来た……
私は無言を貫こうとしていた……
ガチャ
「おじゃましま〜す」 
「邪魔するなら帰って!!入る許可してない」
そう言うと
「まぁまぁそんな怒らないでよ。」
幼馴染みはニコニコと笑いながら私の近くに来る。
「今、誰とも会いたくないの。帰って!!」
そう私が言うと急に隣に座って私の手を繋いだ。
「急に手握らないでよ」
「えっ。いや近くにあったから。」 
「嘘つけ。近くにわざわざ来たでしょ。」
「そうだっけ?まぁ細かいことはいいじゃん」
そんなことをいいながら幼馴染みは
私を見て……
「今だけは、近くにいさせて。
何も喋んなくていいから。」
……
「ありがとう。」

手は冷たかったけど辛い時に傍にいてもらう
ことがこんなに安心するのに気付いた日だった



 

12/9/2023, 8:58:22 AM

ありがとう。ずっと一緒にいてくれて
ごめんね。傍にいれなくて。
だけど……ずっと近くで見守ってるよ

12/5/2023, 3:30:50 PM

翌日の朝が来るのが怖くて
眠れない…
寝たくても寝つけないんだ。
怖いんだ。
明日の朝日を見るのが
眠れないほどの不安を誰かが吸い取ってくれたら
いいのに。
寝ないと明日に支障が出るのなんて
わかりきってる
はずだ……
寝たほうが楽なのもわかっているのに
それでも眠れないほどの不安に
押しつぶされそうになる。
「ああ……今日も眠れないや……」

12/4/2023, 3:51:54 PM

夢と現実は本当に違う。
大人になるにつれてそれがよく分かるようになった。
あの職業は外から見たら遊んでいるだけで楽そうに
見えるかもしれないけど。悩みとか難しい仕事とか
ないように見えるけどそんなわけないんだ……

私が就職したところはとても優しい場所だった。
でもやっぱりあの仕事は死と生が隣り合わせに
なっている仕事なんだと痛いほどよく分かった……
毎日しっかり見てはいるけど何が起こるかわからない。
何を求めているのかがわからない……
こんなはずじゃなかったのに
描いてた夢はこんなんじゃなかったのに……
そう思っても仕方がない。

もうとうに限界に来ていたんだ……
しんどくて辛くていけなくなった。
ただ自分の精神が弱いだけなのかもしれないけど…

それでも現実と向き合わないといけないんだ。

        だから私は
       努力して頑張って
        "夢を現実に"
した人は凄いなって思うんだ…

12/3/2023, 11:06:27 AM

いつも現れる不思議な駅に今二人で立っている
電車が来るのを待つ…
お互い何も言わずに手を握っていた…
でも私の心は限界だった…
まだ近くにいときたいのに離れたくないのに
涙がポロポロこぼれていく……
そんな私を見て彼は
「泣き虫だな。本当に、泣くなよ(笑)」
わかってる…
ないちゃだめなことくらい
でも涙は止まらない…
涙を拭いながら彼は私の顔を見る。

「約束覚えてる?」
「うん……覚えてるよ…」

私がそう言うと彼は嬉しそうに微笑んだ。
そして電車のアナウンスが響く…
『まもなく、1番線に電車が参ります…黄色い線の
内側にお並びください…』

「あっ、電車が来た。」

彼は電車に乗り込む。そして私に言った。

「また、会いに来るよ……きっと。じゃあね〜。」

そう言って彼の乗った電車は彼のいるべき場所に
向かって発進する……
私は駅のホームに座って目を閉じる……
私も自分のいるべき場所に戻らないと……


   『     俺との約束。
       さよならなんて絶対に
         言わないで…    』

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