風邪をひいた時は、よくアニメみたいに好きな人が家に看病しに来てくれたらなって想像する。
私の水が入ったのハートのグラスに
君の美しく、潤っている愛情を注いで
グラスから寂しさという、涙の液を薄めて
眠れないほど君が好き。
君に恋をしてからは、寝つきがどうも悪くなってしまった。…ようやく眠れても、夢の中で君と出会ってしまう。。君の笑顔が愛おしくて、夢の中でもその満面の笑みを浮かべている。
夢の中では僕は君の彼氏でいられた。
学校でたくさん喋ったり、一緒に出かけたり、君としたいことが夢の中で叶えられる。そんな夢が素晴らしかった。
…僕はある日そんな想い続けていた彼女に想いを告げた。自分が彼女に抱いている気持ちを素直に伝えた。、
、……、結果はまぁー、分かりきっていたけど、
分かりきっていたけど…やっぱり悲しかった。
その日の夜は特に寝付けなかった。というか寝るのが怖かったんだ。今日彼女への想いが実らなかった
このまま寝たら、夢の中でまた偽りの君と偽りの恋人になる。そんな夢を見たくなかった。偽りが虚しくなるから、明日朝起きた時、自分がどんな顔をしているか見るのが怖かったから、、
もう偽りの君とは会いたくない。会えないよ、…
眠れないほど
僕は中学2年生。僕はとある生徒からいじめを受けている。最初は変な名前で呼ばれたり、多少の暴言だけだった。だけどだんだんエスカレートしていき、暴力、僕の物をこわす、暴言。そんなことが日常茶飯事だった。
…そんな中、今夜僕はとある夢を見た。内容は、僕がいじめをしてきている人をやっつけてやる話しだ
いじめっ子は泣きながら逃げていき、翌日からもういじめは無くなった。夢の中だけ僕は、強い自分でいられた。
…そして翌朝。今日は学校で調理実習があった。
僕たちの班は順調に料理が進んで行った。
…そこに、「…いたっ!」
いじめっ子が、背後から僕の頭を殴った。そのあとは僕の分の料理に唾をつけた。今班には僕1人。先生も別の班を見ていて、こっちには全然気づいていない。
…僕は今までにないぐらい怒りが込み上げてきた。
好きなあの子がいる班で作った料理。一生懸命作った料理。そんな料理を一瞬にして汚した彼を…
僕は許せなかった。
不意に昨夜見た夢を思い出した。そうだ、僕はつよかったんだ。僕だってやり返したらこいつなんか…
そう思った。…
もっと別の行動を取ればよかった。…僕は取り返しのつかない、最悪な行動を取ってしまった。
調理実習で使った包丁を手に取り、僕の方を向いて嘲笑っていた彼を…、僕は包丁で刺してしまった…
夢と現実
泣かないで
君が泣くと僕もつられて泣いてしまうじゃないか。
中学2年の僕は今死んでしまいそうだ…
小学校5年生から謎の心臓の病気が発症していた僕は、病院にいる寂しさに耐えられず自分の意思で病院を出て学校に通っていた。そうした一番の理由は
小さい時から仲が良かった、楓と一緒に居たかったから。彼女と僕はいつも一緒で彼女がいない生活なんて考えられないくらい、身近で大切な存在だった。中学に入ってから、彼女に対する思いが友達とは違うなにかに変わりはじめた。彼女とずっと一緒にいたい。高校生になっても大人になっても、お年寄りになっても。そう思うようになった。…そしていつしか気づいた、これが恋ってやつってことを。
残り命が短い僕が恋なんて、、
僕はどうすればいいかわからなかった。
想いを伝えたとこで成功するか分からないし、成功しても、僕が先にこの世からいなくなって寂しい気持ちにさせるのは嫌だ。でも、想いを伝えなかったら後悔が残ると思う。そんなことをずっと考えていて、気づいたら2年生。僕は今病院で死にかけている。今までのことが走馬灯のように頭の中をよぎる。初めて君と会った日。たくさん話した日々。
そして病院に行く前に彼女と挨拶を交わした日。
全てが愛おしく、かけがえのない思い出。
僕の頬からは涙がこぼれていた。
不意に、[ ガラガラ]と扉が開く音が聞こえた。
見てみると…そこにはよく見た顔。楓がいた。
「か、楓!?どうしてここに来たの?」と話しかけたかった。僕は。
もう口を開くのも限界だった。ただ彼女の方を見ているだけしかできない。
「舜太くん。見舞いに来たよ。」
…
何も言えない。口を動かしたいのに、、
「…知ってるよ。もう限界なんでしょ。さっき舜太くんの親御さんが言ってた。楓ちゃん最後に会ってきてくれないかね。って。」
そうかそうなのか。楓は僕が死んだらどんな顔するんだろ。どんな気持ちになるんだろ。泣いてくれるかな、悲しんでくれるかな…
「…んでよ。」
?
「なんでよ!。私はまだ話し足りないわよ。頑張りなさいよ。生きなさいよ!……死なないでよ。」
「舜太くんが死んだら私どうすればいいの。これからの生活上手く行きそうにないよ。あなたが私の救いだったのに。」
! …楓は僕のことをそんなふうに思ってたのか。
「…嫌だよ。…私舜太のことが好きなんだよ。好き大好き。あなたのことをずっと想ってるの!」
…嬉しいなぁ。、あぁ、クソ今僕も好きだよって言えたらな、たったそれだけ言えたらな。
…楓。、僕は君を心配させたくない。
僕は力振り絞り、右手を上げ、僕の寝ているベッドに顔を疼くめて泣いている楓の頭の上に優しく手を乗っけた。
「舜太くん……。…行かないでよ。、」
ごめんね、楓。体が弱い僕で。、最後まで一緒にいられない僕で。
「舜太が、あの世に言っても私は、舜太くんのことを、想っているから!想い続けるから!…私を、忘れないで、。いつか迎えに行く。」
「その時は。一緒にまた、話そうよ!」
あぁ、それはいいね。幸せそうだ。
約束だ…。あっちで、ずっと君を、待ってるね…
だから
泣かないで