あ、好き。
ってそうなっちゃうから
盲目的に貴方しか見れなくなったから
あなたと距離をとった。
でも、会えない分だけ愛が積もってく
恋愛ソング、聞くのこれで何回目?
発散できない愛が私を寝かさない
心臓がギュってなって
好きと叫びたいのをグッと抑える。
ある日あなたがいきなり距離を詰めてきた
いつも通りの無邪気さで私のハートを射抜く。
あなたが子犬の写真を私に見せた。
ああ、ホーム画面……彼女さんなんだね
もう私に話しかけないでよ
あなたに愛をあげられないから。
もう……冷めたよ
心の穴を埋めたくて猫を飼った。
少しずつ
少しずつ
愛を込めて育てる
育っていった愛を君に注ぐよ。
『愛を注いで』
好きな人が距離を詰めてきた。
えっなに急に???
平静を装うけど、頭ん中はグルグルで
私が何を言っているかも、もう分かんない
わっ!?
少し腕が当たっだけでガチゴチに緊張してる
熱い頬触って、何でもないフリ
『何でもないフリ』
仲間って、なに?
「私たちこれからも仲間として頑張ろうね!!」
そう交わされた言葉
最後の最後でミスをしたわたしは
それに元気よく答えられなくて
「う、うん……」
って曖昧な返事をした
静寂なオレンジコート
転がるバレーボール
まだ最後じゃないけど、先輩にとっては最後の……
だから、もう耐えきれなくてトイレで1人泣く
そして聞こえた声は
心を沈ませる
先輩の最後の大会がアイツのせいで台無し。
あそこでミスるのは練習不足。
本気だった笑?
そんな声
ああ、私の居場所はないとわかった
足音が消え、トイレを出る
「あ、お疲れー!!みんな悔しいね!
今日は焼肉でもどう?」
「いいね!私達最高の仲間だったし!」
ふーん
最高の仲間……ですか。
仲間って……なんですか?
『仲間』
手を繋いで、あたしだけだけ見ていてよ
なんて
寒い冬ある日言えたらいいのにな
君が足りないから
冷えた指先は
自販機で買ったお汁粉じゃ溶けやしないの
手を繋いで
手を繋いでくれたらいいなって
さりげなく触れるけど
やっぱり怖くなってきて、背中にするりと
手を隠す
この気持ちが分かるなら
貴方から手を差し出して欲しいの
ほらあなたの手の温もりだけが暖かい
『手を繋いで』
「私とパチンコ、どっちが大事なのよ!!」
彼がまた負けてきた。3万もだ。
付き合った当初はクリスマスにも記念日にも、
私との時間にお金を使ってくれていたのに。
変わってしまった……
彼は、変わってしまった。
「変わったんだよ、何もかも。」
ようやく口を開いたかと思えばそれだ
私はもう、どうしていいのかわからない。
「変わったんだよ、分かるだろ。
目を覚ませよ。いい加減」
「目を覚ませですって!?
それはあなたの方でしょう?」
もう、この人とは終わりかも
『どうすればいいの?』