割とクトゥルフ神話が好物なので、
「窓から見える景色」
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「ああ!窓に!窓に!」
...と連想してしまう。
寝る前に窓から外を眺める時、名状しがたき光景が広がっているわけもなく、それを期待しているわけでもなく、まぁ、いつも通りの夜。
形の無いものは、簡単に壊せないから厄介だ。
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形の無いものに囚われる。
自己過信、自己顕示、自己嫌悪、自己欺瞞...。
毎夜、形が無いから形を与えて、壊している。
最近、蕁麻疹に悩まされております。
痒い。とにかく痒い。
何なんでしょう。
「ストレスか ストレスなのか やっぱりな」
今はもう、こんな事しか言えません。
「時間よ止まれ」ですか。
時間は止まらなくていいです。
痒いんで。
痒くない明日があるかもしれない。
ならば明日に賭けようじゃないか。
そういえば2年前、プロ野球の試合を観に行った時、その試合で推しがホームランを打ったんですよ。
一塁側の内野席に居たんですが、カキーーーンと快音が聞こえた瞬間、白球が綺麗な弾道を描いてライトスタンドに入ろうとするその瞬間、時間、止まってました。
こういう鮮烈な光景を見せつけられた時、時間は止まるんやね。
時間を止める推し、カッコイイ。
数年前の年末、大阪のあべのハルカスの展望台に行きました。
そこから見える夜景は、田舎とは比べ物にならない、もうキラッキラの規模が違う。
田舎にはあんなに背の高い建物がないので、60階という高さは未知の領域ですよ。
なんかすごいね、高さ300mですか。刺激も強いし、見下ろす角度が全然違う。もう、この世界の支配者になった気分がしました。
都会の高い所に慣れた人は、こんなにも息を呑むような夜景を見ても平常心なの?慣れてない田舎の人は、テンション上がって魔王ごっこしてましたわ。
なんやねん、魔王ごっこて。
田舎にも夜景スポットぐらいはあります、××山とか、××寺の霊園付近とか。
...のどかな夜景よ。
都会も田舎も、どちらが住みやすいとかは人それぞれだし、みんな違ってみんないい。けど夜景に関しては、何というか格の違いを見せつけられた気がしました。
人の数だけ光があって、その光にも物語があると思うとね、そら魔王ごっこもしたくなるで。
・・・
あと、工場夜景が好き。
SF好きなんで、近未来で血湧き肉躍る感じがたまらない。
工場夜景クルーズとか行ってみたいですね。
最近は、朝起きたら誰かが引退発表していてなんか寂しい。
実は少し前、プロ野球の2軍の試合を観戦する機会があった。この暑さなので最後までは観られなかったけど、その試合に先日引退を表明した選手も出場していた。
お元気そうだし、調子も悪くなさそうだし、なにより相変わらず男前だった。
男前を確認した帰り道、コスモスが群生しているところがあり、あ〜もうコスモス咲いてるんだ〜青い空と一面のピンクが綺麗だね〜なんて思いつつ帰ってきた。
それからしばらくしての、引退発表。
寝起きでいきなり殴られた気分がした。
いやだって、あの時そんな気配なんて感じさせなかったのに。
笑顔も見られて、いつも通り男前だったのに。
......と、この前の試合を思い返してみると、心の中での映像はあの日のコスモスと重なって、まるでコスモスで縁取られているような気がした。
思い出す場面場面が切り取られて、コスモスと一緒に額縁に入れられていく。
なんか、花の力ってすごいね。
なんでも思い出が美化されちゃう。
...いや、違うねんて。
まだまだ思い出にしたくないんやって。
あの芸術点の高いバックホームのこと、ずっとずっと生々しく覚えていたいんやって。