以前、目覚まし時計が鳴る前にバチっと目が覚めたことがあった。まだ一時間位寝られるけど余りにもバチっと目が覚めたので、無理矢理二度寝したら次起きれなくなるかもしれないからと、いっそ起きることにした。
睡眠時間一時間損した気分だけど、とりあえずお茶でも飲むか〜と起き上がり、カーテンを開けると...空が深い青だった。
群青色、瑠璃色、紺青色、藍色、浅葱色...。
昼間の青よりも深い青。
夜明け前の空は、こんなにも深い青なのかと、しばらく見惚れていた。
そういえば昔の人は言っていた、
「早起きは三文の徳」であると。
昔も今も変わらない、空の色、空の意味。
その青さに救われる事もあったんだろう。
私が青に惹かれるのは、この日の夜明け前の空を知っているからなんだと思う。
その人の手が好きだった。
大きくて少しごつごつして、とても器用な手。
いつも綺麗に爪も切り揃えられいて、気品を感じさせる。
腕の血管の浮き具合も完璧だ。
私はどうしても、その手が欲しかった。
もしも願いが叶うなら、肘の辺りで切り落として静かに水槽に沈め、一日中その手をうっとりと眺めていたかった。
その水槽を部屋の一番いいところに置いて、私だけのものにしたかった。
私だけのものに。
こういうのも、本気の恋って呼んでもいいですか?
私は本気なんですが。
憧れのカレンダー。
それは、アドベントカレンダー。
先週からクリスマスコフレで騒いでいましたが、コスメのアドベントカレンダーを生きているうちに一度は買ってみたいものですよ。
クリスマス限定のアイシャドウパレットにリップやマスカラ、フレグランスやスキンケアなどがミニサイズでぎっしり...ロマンや!そこにはロマンが詰め込まれているんや!
クリスマス限定もさることながら、ミニサイズというのが良い、大変良い。
お試しで使える気軽さに、持ち運びにも便利。そしてなにより可愛い。
しかしこういうロマン枠は、金額的にはお得なんだろうけど、ブランドによってはかなりのお祭り価格なんだけど、やっぱり庶民にはお高い。年に一度だから思い切って!とも言うけど、思い切れん。
まだ、推しのカレンダーも買ってないのに。
現状を見ると厳しいので、今年もコスメは諦めて、チョコレートのアドベントカレンダーにしようかな。
「俺、いつかお金持ちになったら、イヴ・サンローランのアドベントカレンダー買うんだ...」
(¥88,000 税込)
真夜中に聞くFA宣言の絶望感たるや。
昔飼っていた犬は雑種だったので、世界に一つだけの種類の犬ということになりますね。
私にとっては、ナンバーワンでオンリーワンでした。
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世間から
「世界にひとつだけ」
「世界にひとりだけ」
「唯一無二の大切な存在」
「あなたは宝物なのよ」
などと、綺麗な言葉を振りかざされると困惑してしまう。
そもそも世界がひとつとは限らないので、
そっとしておいて欲しい。