7/29/2024, 4:33:43 PM
例え嵐が来ようとも
例え道が阻まれようとも
今年の夏こそは、逢いに行くよ
7/28/2024, 2:24:18 PM
金魚すくいの金魚の寿命なんて短いものだと思っていたけど、その夏に掬った朱色の和金は他のに比べて少し体が大きく、元気だった。
夏祭りの思い出なんて、ひらひらと儚かったりはらはらとすぐに溶けてしまったりするのに、ロドリゲスと名付けられたその金魚は逞しく生き続け、生命の力強さや生きようとする強い意志を、我々に教えてくれたのだった。
7/27/2024, 4:26:40 PM
試合は3-0と劣勢のまま9回。
それでも二死からの連打で走者一、三塁の絶好の機会、一筋の光明が差し込んできたその時、
代打の神様が舞い降りてきて、こう言った。
「任せろ」
大歓声を浴びながら彼はバットを天に掲げ、打席へと向かった。
7/26/2024, 3:54:04 PM
誰かのためになるならば…って言うけど、
そもそも私は、
自分のために生きていたことはあるのかな?
7/24/2024, 4:52:39 PM
19歳の頃、友達と文通をしていた。
彼女は同じ市内に住んでおり、暇な時はよく電話で話したり、月に何回かは一緒に映画を観たり美術館へ行ったりご飯を食べたりと、なかなかの高頻度で会っているにも関わらず、更に文通をしていたのである。
喋ることと、字を書いて伝える事は違う。
手紙には、例えば最近観た演劇や映画の事、好きな本や詩の紹介、季節の移ろいに想いを馳せたり細やかな心情とかが書かれていて。
音を立てて花開くような、そんな手紙をいくつも貰っていた。
でも、仕事が忙しくなったりライフステージが変わってきたりして、その頃と同じままではいかなくなってきて段々疎遠になってしまった。
もう彼女と会う事は無いのかもしれないけど、この手紙を捨てる事は出来ないでいる。
むかしむかしの幸せの底、
「星を数えているうちに、大人になったらいいなぁー」
なんて言っていた、あの頃。