テーマ この道の先に
道が途切れた。その道の先には傷だらけの僕がいた。
「あれは...僕?」
僕なのかもわからない。けれど僕に見えた。あの僕と僕の間にある谷を見てみた。
「...ぇ」
そこには両親や友達、先生などの罵声が漂った地獄みたいな空間があった。
ふと上を見てみた。
そこには笑顔で両親、友達、先生と話している僕がいた。
手を伸ばしてしまった。
深く深く谷へ僕は沈んでいった。
さようなら道の先の僕。君のところへ登れなくなってしまったよ。
目が覚めるといじめられてる光景が見えてきた。
ごめんね未来。ごめんね僕。
おわり
テーマ 赤い糸
全ては糸で繋がってる。仕事も自分と結び付けられているし、某探偵のアニメで謎が繋がったときに糸が見えたりしている。自分を取り巻くように糸は繋がっている。
「おっはよ〜!」
今僕は糸が絡まっている。このような元気のいい人間が僕に話しかけると気まずい。本人は気にしてなさそうだけど僕はこの空気が嫌いだ。
この糸はいつほどけるのだろう。
おわり
テーマ ここではないどこか
「今日は雨だな...」
ジメジメしたのが嫌いな僕は気分が良くなかった。でも、
「雨だ!外の体育がなくなる!」
とかの理由で喜んでるかもしれない。人間は全く違う生き物のようだ。
「...更新してる」
お気に入りのストーリーを書いている人が更新してたら嬉しい。
「..お前が更新すんのかよ」
嫌いなストーリーを書く人には当たりが強くなってしまう。
みんなが見ている空間はみんなが同じで違う空間だね。
これを見ている場所もみんな違うでしょ?
天国かもしれないし地獄かもね。
おわり
テーマ 君と出会った最後の日
「じゃあさよーならー」
いつものようにダラダラと別れの言葉を言い去ったあいつ。
「じゃあね」
僕はこの先あいつの身に起きることを知っていた。なぜなら僕が仕掛けてるんだもん。憎きあいつは僕を嘲笑って生きている。もう今日でそれは終わりになる。
「...火だ」
マンションの屋上からみたあいつの家は燃えていた。
「...っ」
スマホを開いた。夜だから光が眩しかった。そこには「一家火事で死亡」と書かれていた。
もう悔いはない。またねセカイ。
おわり
テーマ 好きな色
「好きな色はなんですか?」
よくある質問。最初の自己紹介カードとかで書かれるやつ。あれって面倒なんだよね。
「..黒かな」
「...なんか特殊だね」
ほらこうなる。好きな色が黒ってだけでなんか特殊と言われる。僕だってかっこいいのには憧れるんだよ。あと黒って何にも染まらないでしょ。それがいいんだ。
「...血じゃんめんど」
あと黒いのは仕事のせいでもあるかも。でも昔この仕事に着ってわかってたのかな。
「...ぁ」
黒い空が僕の目にはより一層きれいに見えた。
「..バンッ」
邪魔するやつがいて台無しだけど。
おわり