漣 蓮斗 月一更新かも

Open App
4/8/2024, 6:02:09 AM

テーマ 沈む夕日

「夕日...」
思わず君が指を指し言う。そこにはオレンジ色に染まった物があった。病室から窓を見ている君は目をキラキラしていた。持病がある君には外で見れるきれいな景色をあまり見たことがないからだ。でも僕は顔が真っ青になっていった。ただただ止まれと願っていた。

だがそんな願いは叶わぬまま僕はこの世を去った。


ー解説ー
君が指を指していたのは隕石で、斜めに落ちてきていて、それを太陽だと君は思っていた。僕は隕石だとわかったから地球に落ちるなと願っていたが、そんな願いは届かず、亡くなった。という話でした。

おわり

4/6/2024, 7:18:40 AM

テーマ 星空の下で

「死んだ人って星になるんでしょ」
「そうなんじゃない?」
軽く自分は答えた。
ー 数日後 ー
「自分ってね」
「うん」
「不治の病にかかってるんだって」
びっくりしてスマホを落とした。元気だった親友が不治の病なんて信じたくなかった。そして入院し始めたらしい。


「緑の丘で星を見てみたい」
そうつぶやかれた。ここは病室。そんな要求は満たされないことを本人はわかっていた。
「治ったら行こうね」
でも本人は治す事ができない不治の病にかかっていた。何もできない自分は日々弱ってゆく本人を見て後悔することしかできなかった。
ー ある日 ー
「ねぇ」
また病室に来た自分に君は話しかけた。
「ん?」
「自分が消えても覚えといてくれる?」
笑顔でそう言ってきた。その笑顔には悲しみの感情が混じっていた。
「ずっと覚えているよ」
そう言うと
「....ありがとね」
ー 次の日 ー
「心拍数が低下しています」
病室を見に行こうとしたら君の病室の前で看護師がそう言っていた。急いで病室に入る医者。自分は絶望していた。そして手術室に運ばれていった。
ー 数時間後 ー
「...お亡くなりになられました」
「...そうですか」
そうして家に帰っていった。
家で少しテレビを付けた。
「今日は夜空の星がきれいに見えるでしょう」
そう言っていた。そして足を動かした。

「きれいだ」
きれいな星を緑の丘で見ていた。

「あいつもきれいな星になってるかな」
そう言って家に帰った。

3/29/2024, 10:20:19 AM

テーマ ハッピーエンド

「ドシャドシャ」
「...終わった〜」
あたり一面人間の死体や血しぶきで埋め尽くされた。
ーー 一週間前 ーー
「私さ、いじめられてるんだよね」
「...ゴホッゴホッ」
いきなりそう言われて喉にご飯が詰まった。
「だ大丈夫?」
「お前こそ..大丈夫なのかよ」
少し沈黙したあと口を開いた。
「結構精神的に来てるね。」
「...」
「でも親友に話せたから少しは楽になったよ!」
「そうか」

ーー 一日前 ーー
「..ゴメッ」
誤ってるお前の声を遮って殴ってるクラスの全員。
もう腹が立って仕方がない。明日終わるけどね。

ーー 現在 ーー
「いじめてるクラスはここだね〜」
ふわふわしてる口調で話した。
「お前はいじめられに来たのwww」
「い〜や?違うね」
「じゃあなによwww」
「君たちを苦しめに来たよ!」
「..フ.アッハハハwww」
「お前にはできっこないよwwwww」
「親友の苦しみを味わえ」
そう言ってクラスの奴らを苦しめた。全員苦しめた。
「先生もだよ?。逃げれるわけないじゃん」

ーー 君の家の前 ーー
「...は~いってお前じゃん」
「速報〜いじめっ子僕が成敗して全員消えたよ!」
「私はそんなの望んでない。」
「...え」
「殺人鬼はもう話しかけないで」

君はどんなに卑怯なのだろう。

おわり

3/26/2024, 10:35:33 AM

テーマ ないものねだり

「これやっといてwwwww」
「「「クスクス」」」
雑用の自分。悲しみが湧き出てくる。こんなの見られたらわらいもにのにされちゃう。そうして必死に感情を無くした。そうして段々と感情がなくなっていった。
今は感情がこれぽっちもなくなっている。だが、
「これがほしい」
そう言ったら何でももらえる家になった。自分がかわいそうに思えたらしい。かわいそうってなんだか忘れてしまったけど。ある日、
「感情がほしい」
といった。自分がなくしたものなのに。
「ごめんね。無理だ」
と一蹴り。もう自分には感情がないため、悲しくはなかった。そうなんだ。それだけだった。

そうして人生の終わりまで過ごした。

来世では笑ったり、泣いたり、楽しい感情があったら良いな。

おわり

3/26/2024, 8:17:31 AM

テーマ 好きじゃないのに

「ドシャ」
あたり一面が真っ赤に染まる。もう疲れてきた。
僕のやっている仕事は暗殺。こんな仕事好きじゃないのに。僕は生きるためにこの仕事をしている。この仕事じゃなきゃ、あの人に殺されてしまう。
「今日もできてえらいね」
毎回家に帰ると言ってくれる。でもその言葉は呪いのようだ。

僕に自由はなくなってしまったのか?

Next