テーマ ハッピーエンド
「ドシャドシャ」
「...終わった〜」
あたり一面人間の死体や血しぶきで埋め尽くされた。
ーー 一週間前 ーー
「私さ、いじめられてるんだよね」
「...ゴホッゴホッ」
いきなりそう言われて喉にご飯が詰まった。
「だ大丈夫?」
「お前こそ..大丈夫なのかよ」
少し沈黙したあと口を開いた。
「結構精神的に来てるね。」
「...」
「でも親友に話せたから少しは楽になったよ!」
「そうか」
ーー 一日前 ーー
「..ゴメッ」
誤ってるお前の声を遮って殴ってるクラスの全員。
もう腹が立って仕方がない。明日終わるけどね。
ーー 現在 ーー
「いじめてるクラスはここだね〜」
ふわふわしてる口調で話した。
「お前はいじめられに来たのwww」
「い〜や?違うね」
「じゃあなによwww」
「君たちを苦しめに来たよ!」
「..フ.アッハハハwww」
「お前にはできっこないよwwwww」
「親友の苦しみを味わえ」
そう言ってクラスの奴らを苦しめた。全員苦しめた。
「先生もだよ?。逃げれるわけないじゃん」
ーー 君の家の前 ーー
「...は~いってお前じゃん」
「速報〜いじめっ子僕が成敗して全員消えたよ!」
「私はそんなの望んでない。」
「...え」
「殺人鬼はもう話しかけないで」
君はどんなに卑怯なのだろう。
おわり
テーマ ないものねだり
「これやっといてwwwww」
「「「クスクス」」」
雑用の自分。悲しみが湧き出てくる。こんなの見られたらわらいもにのにされちゃう。そうして必死に感情を無くした。そうして段々と感情がなくなっていった。
今は感情がこれぽっちもなくなっている。だが、
「これがほしい」
そう言ったら何でももらえる家になった。自分がかわいそうに思えたらしい。かわいそうってなんだか忘れてしまったけど。ある日、
「感情がほしい」
といった。自分がなくしたものなのに。
「ごめんね。無理だ」
と一蹴り。もう自分には感情がないため、悲しくはなかった。そうなんだ。それだけだった。
そうして人生の終わりまで過ごした。
来世では笑ったり、泣いたり、楽しい感情があったら良いな。
おわり
テーマ 好きじゃないのに
「ドシャ」
あたり一面が真っ赤に染まる。もう疲れてきた。
僕のやっている仕事は暗殺。こんな仕事好きじゃないのに。僕は生きるためにこの仕事をしている。この仕事じゃなきゃ、あの人に殺されてしまう。
「今日もできてえらいね」
毎回家に帰ると言ってくれる。でもその言葉は呪いのようだ。
僕に自由はなくなってしまったのか?
テーマ ところにより雨
「....」
いつから虐められたのだろう。虐めは僕はなんとも思わない。殺されてはいないし、精神にはもともと強い方だった。でも、昨日の君の一言で僕は壊れてしまった。
「自分は君の友達ではない」
たくさん笑いあった昔の笑顔とは反対な冷たい視線を向けられたまま言われた。言葉を言ったあと君はスタスタと速歩きで帰っていった。
「どうしてだよ....」
虐められる前はあんなに元気に話しかけてくれたのに。僕の目から涙が出てきた。
テーマ 特別な存在
「やっといてー」
そう軽々言われ放課後に一人でほうきで掃除をする。奴らはどんな風に僕のことを思っているのだろう。とふと疑問になる。そして聞いてみた。
「ん?ああ。いいやつだと思ってる」
「へー」
興味がなさそうに言った。すると、
「この宿題やってくれる?」
「....いいよ」
無言の圧を感じた。
おわり
最後に
いいやつは本当は 都合のいいヤツ
という利用して損はないということで、悪いやつらはそう思ってるそうです。