9/27/2024, 11:31:43 AM
通り雨
恵みの雨よ
この気持ちも連れて行っておくれ
心晴れるために
9/26/2024, 2:23:09 PM
秋🍁
夕染め
それは夕焼けに染まり、
胸の苦しくなるような赤が見せる
酷く暑い空
痛めつけられたような
赤
秋が来たのか
夏が終わったのだろうか
また明日
9/25/2024, 12:41:01 PM
窓から見える景色
もどかしく、遠くにあるような白い意識が、
蝉吟に解かされて、私は今どこにいるのかを思い知らされる。
降車駅は既に手の届かないところにあり、
後悔も罪悪感も潮の香りを漂かせ、陽炎のように蠢いている。
別れを告げる間もなく、虹色に過ぎ去る景色を見て、
夏を感じ、海を感じ、
私は学校のチャイムの、何もかも終わったような香りを
どこか遠くで感じ取った。
9/25/2024, 9:41:30 AM
形の無いもの
彼は静かな人でした。
滅多に笑わないし、怒らない。
私は彼の影を求めていました。
彼は静かな人でした。
虫を見ても、猫を見ても、
眉をぴくりとも動かしませんでした。
彼は静かな人でした。
初めて笑ったあの日は
きっと忘れてしまうでしょう。
彼と出会って10年目。
それはとても静かな冬の夜で
私の泣き声だけが、
響き渡っていたのでした。
彼は静かな人です。
花を見ても、煙を見ても
私の前には、
彼は静かな人でした。
その沈黙を、愛と形容するのでした。
9/22/2024, 9:40:23 AM
秋恋
ぽっ
ぽっ
ぽっ
頬を染めて、赤
恋焦がれて、赤
紅葉が落ちて、赤
夕暮れ、赤