11/11/2024, 11:04:23 AM
アルビノのカラスが居た
彼女の白い片方の翼は
曲がってはいけない方向に
曲がって居た
地面を歩いて
ご飯を探している
お腹を空かせているのだろうか
僕は冷たいご飯粒を
丸めて彼女の近くに置くと
近寄ってきて食べた
それから僕らは
一緒に居るようになった
他のカラスから
守ってやる
僕がそう決めた日だった
11/10/2024, 10:22:44 AM
群生するススキは
この時期いろんな場所で見かける
川沿いに多く生えているのを見て
寒くなったと感じた
立冬も過ぎたか
今日も遠くを見て
散歩していると
小さな子供が
母親に連れられ
歩いて行った
ゆっくり
育て
そう思う
カラッとしたいい日和で
散歩も楽しかった
また明日
11/9/2024, 10:33:46 AM
脳裏に焼き付いているのは
人の見苦しい断片だ
この世の中は美しくも醜くもある
人はまだ歴史の初めにある
長いスパンで考えて
孤独の美徳を見出すことも
生きる道だろうと思う
私は馴れ合いが得意ではない
けれども だからこそ
寂しい
寂しい事も生きる道である
11/8/2024, 10:02:46 AM
思い出に意味は無い
感傷に耽っても
何にもならない
木陰でゆっくりと風を感じて
眠れたらいい
11/7/2024, 11:33:30 AM
あなたは誰?
目の見えない女の子が手を伸ばす
道行く人は
誰しもが通り過ぎ行く
伸ばした手は空を掴む
その手をそっと包む温かな手があった
僕のこと
今日からゆっくり
知ってほしいな
ずっと見ていたんだ
目が 見えないの?
ーうん
でも あったかい手
ありがとう
私はこうして
あなたと出会ったの