6/15/2025, 10:14:20 AM
お揃いのマグカップ
片方だけしか
使わなくなった
使わなくなったマグカップ
そこに水だけで育つ
小さな竹を入れた
育つかな
彼は
私に見切りをつけたけど
私は
諦めが悪いから
今よりキレイになって
見返すことを
決めた
絶対キレイになるから
5/25/2025, 10:23:50 AM
やさしい雨音が
ガラス戸から聞こえ
ぼくは
目を閉じた
ーーーーーーー
この時期になると
雨で濡れたアスファルトの匂いと
湿った風が
いよいよ
夏本番を
予感させる
ぼくはおもむろに
手帳を開き
明日の予定を見て
ため息をついた
明日は
ぼくにとっての
重大な仕事が任されている日
クヨクヨしても
仕方がない
ぼくは寝支度を整えていると
ガラス戸に
雨粒を見つけた
雨…か…
5/23/2025, 7:34:32 PM
そっと包み込んで僕を柔らかくしてくれる
お布団、お風呂
僕は
自分にとって優しい時間を
作っている
僕が僕のためにできる
大事な僕の時間だから
5/14/2025, 9:53:29 AM
記憶の海
海馬に飛び込むために
今から
部屋を暗くして
横になって布団を被り
目を少し瞑って
瞑想する
あまりに深い瞑想に落ちると
気付いたら
あっという間に
次の日になっているのだが
気にしないで
今から
瞑想をすることにしよう
では
5/4/2025, 10:34:28 AM
すれ違う瞳の中に
ぼくの姿はない
人々は通りすがって行く
ー
あれ キミ
声をかけられて振り向くと
別の人に対して話しかけられていた
ぼくは
いつだって ここに居るのに
さびしいよ
ー
ある晴れた日の朝
空から声が聞こえた
キミは 飛べるし
どこへでも行ける
さあ
ー
ぼくは
声のままに 風になって
くるくると舞い
笑った
ああ 気持ちが良い
こんなに気持ちが良いことは
無かった
その日から
ぼくは風と踊るようになって
楽しく過ごしている
1人がなんだ
別に もう良いんだ
雨の日は
水溜まりにジャンプした
毎日ワクワクして
過ごして行く