心の中に
小さな自分が居る
その自分の感情や好き嫌いを
素直に表に出すことが
出来ない
健康的では無い
どうすれば意見を飲み込まずに
表に出せるのか
それがわからないので
困った
わがままを言えばいい訳でも無い
言いたいことがあっても
様子を見るうちに
言い出すタイミングを
逃すのである
ついそうなってしまう
困るのは
言いそびれた思いが重なって行くことだ
ただただ
気が重くなる
だから
ここで言霊を変えて
発することで
気を晴らすのかもしれない
心の健康は
何とか保ちながら
日々を過ごして行く
オルゴール店に
勤めて何年になるだろう
オルゴールを作るのは
お客さんである
君が初めて来店した日を
僕は覚えて居る
君の奏でるメロディで 今日から
僕らは
夫婦になる
君へ
生まれてきてくれて
ありがとう
僕と出会ってくれて
ありがとう
一緒に
生きていくことを約束してくれて
ありがとう
これからもこれまでも
ずっと
よろしくお願いします
夏休み
小学生たちがはしゃぐ
噴水に触れる公園
暑い日差しにアイスクリームの溶ける速さが
尋常じゃない
暑いねぇ
そう言いながら
公園のベンチに座って麦わら帽子を深々と被る
子供達を見遣ると
皆んな噴水に大はしゃぎである
溶けたアイスクリームで
ベタついた手を
公園の蛇口で洗う
酷暑ってやつだよね
ベンチでくたくたな同僚を見ると
え? 知らなかった?酷暑だよ
と
さも白々しく言う
暑いの とにかく
私は言うと
ベンチに座り直した
暑過ぎて頭が働かない
こんな日は休むに限ると感じた
一日中上司の元で駆けずり回り
へとへとになって帰宅のためバスに乗り
ついウトウトしてしまった
終点〜終点です
ハッと気付くと
山の中の寺の前のバス停で
降りる羽目になった
マジかよ〜
辺りは暗い
どんぐらい歩きゃ良いかなあ
うちどこだよ〜
スマホで地図を開く
ああー遠い
1キロ以上ある
もぉー
歩いてたら
明日になるよー
周辺で
宿を探した
お!ゲストハウスがある!
行ってみるか
歩くこと20分
ゲストハウスに着いた
いらっしゃい 空いてますよ
と
急な来客に
ご主人が快く対応してくださった
すみません
ありがとうございます
そうして一泊お世話になり
次の日早朝
お金を払って
ゲストハウスを出た
昨夜はありがとうございました
とご主人に言うと
いえいえ
ゆっくり出来ないで大丈夫ですか?
と聞かれ
ええ
家にこれからバスで帰ります
と言うと
お気をつけて
とご主人は手を振った
バス停に到着
午前中からお昼ぐらいには
家に着く
よし
帰りのバスの中で
安心して
また眠くなるのであった
頑張るけれど
上手くいかない
何にしても
下手である
喋り下手
運動下手
字も綺麗に書けない
ハサミも上手く使えない
何にしても
でも
それでも良い
そう思える広い心を
持ちたいと
最近はやっと思える
上手くいかなくていい
上手くいくことの方が
少なくて当たり前
だから
そのままの私で
向上心は持って
歩いて行こう