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8/8/2024, 9:44:34 PM

幼い頃から私は両親の愛を受けて
蝶よ花よと育てられた

おかげで今の私がある

知らない世界も多いし

世間知らずの私は

多分に漏れず
人を困らせて来た

あれこれ
わからないことが多くて

両親共に年を経た今も
迷惑をや心配をかけて居る

だけれども
育ってしまったからには
生きてゆかないわけにいかない

だから

静かに今日も
修行だと思いながら日々を過ごして居る

8/7/2024, 10:23:12 AM

彼女は僕に当たり散らす

他の人が大きな声に驚いて僕らを見る

僕は

ごめん
でも

最初から決まりきって居るんだ
僕は君のことは好きになれない
好きじゃないし
友達だと思ってたんだ

そう呟くと
ベンチから立ち上がった

待ってよ!!

振り向きざまにバッグをぶつけられた

あんたはそれで良いかも知んないけど
あたしはこれでもずっと想ってたのよ!

僕はバッグを拾うと
よしてくれ

そう言って彼女にバッグを渡した

いやよ!!

僕だって嫌だ
こんな形で関係が崩れるなんて

彼女は
泣き崩れてその場でしゃがみ込んでしまった

なあ
人が見てるよ

僕は帰るし
もう連絡もしないでくれ

僕は歩き出す

友達を1人失った明日へ


8/6/2024, 9:48:06 PM

日差しの強い日だ

外に出ると

秒でバターのように溶ける

アスファルトがフライパンになって居る

靴の底も溶けて居る

ああ

暑い

四季の中では
苦手なほうになるだろうか



太陽

砂浜から海に出たい

生ぬるい海の水に
足元を浸したい

海の水をかけあいたい

ああ

そんな恋人が欲しい

しかしその前に暑い


夏は…夏は…ダメなのである

僕は夏の暑さに対抗すべく

パピコを齧る

うんめぇー

パピコ最強

やっぱり少しずつ夏ならではの
良い部分も見つけられそうだ

8/5/2024, 10:30:26 AM

この時間は蚊取り線香を焚きながら
鐘の音を聞いている

蝉の鳴く声と
ひぐらしの声

田んぼの蛙や鈴虫の声

そして坊主が鐘をつく音

聴くともなしに聴いて居る

お盆ですね と
妻が麦茶を持って来た

うん

私はひとくち麦茶を飲むと

仏壇に目をやった

お盆だから
玄関をきれいにしておきなさい

妻は ええ と応えて
下がった

私は仏具でも磨こう

懐かしい日が蘇る
息子や娘と一緒に

仏壇をピカピカにしたあの日

そうさなあ

今は私だけで我慢してもらうかなぁ

仏具をゆっくりと磨く

黄色く濁った色から
金色がきらりと光った

やれやれ

難儀だな

一人では夕飯までに終わらないと
思いながら磨いて居ると

妻が

私も と
一緒にお磨きをしてくれた

お盆ですから

と 妻が微笑む

今日の夕飯はことさら美味いぞ
私がそう言うと

夜風に風鈴が鳴り
すっかり夜の帷も降りて
外は暗くなっていた

8/4/2024, 9:39:39 PM

続けることに意義がある
たとえつまらないと思えることでも

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