生粋

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11/6/2024, 2:20:42 PM

【柔らかい雨】


霧雨


気のせいか

最近出くわしてない気がする

仕事や釣りなんかしてる時に

これくらいならと

続けてしっかり濡れる

そんな事が減った気がする


釣り行って無いからかなぁ


止むか止まないか

続けるべきか退くべきか

なんて空を見上げるような事も

長らく記憶にない


ここの所はもっとハッキリとした雨

タイミングを見図る事もなく

一目散に撤退を余儀なくされるような


地域で違うのか

地球の変化なのか

自分の変化なのか

11/5/2024, 4:36:51 PM

【一筋の光】


それはきっと蜘蛛の糸


一筋の

一条の

一縷の


暗闇から

雲の隙間から

差し込むその光は


そこに暗闇が雲があるから


暗さに慣れた目には鮮明に映るその光も

突然

暗闇が雲が晴れたなら

きっと容易く見失ってしまう


暗中模索の最中

不意に現れた蜘蛛の糸

掴むべきかまだ見送るべきか

掴んだら途切れるのか耐えうるのか

光の中へと続く道なのか

心無き者の垂らした釣り糸なのか


選択はいつも難しい

11/5/2024, 1:44:20 AM

【哀愁を誘う】


我が職場には

会社のイベントを機に発足したボーリング同好会と

週末の仕事帰りなどに温泉でリフレッシュする温泉部がある

私の所属は温泉部


先の人事異動により

温泉部はその半数を失い私を含めて2名となった

2人になっちまったなぁと

落とした肩を叩き合い慰め励まし合う中

背後からただならぬ気配を感じる


ボーリング同好会の長だ

我々よりも大所帯だったボーリング同好会には

温泉部との掛け持ち会員も所属していたが

人事異動の末

「俺なんか1人ですよぅ!」

と悲痛な叫びをあげた


何たる悲劇か


私は互いの威信と存亡をかけ

一緒にボーリングして温泉入ろうぜと

哀愁を誘った

11/3/2024, 3:25:47 PM

【鏡の中の自分】


家には大きな鏡がない

脱衣場にある鏡も

映るのは証明写真の範囲くらい


だから俺は知らなかった

はぎ~の家に泊まり

お風呂の大きな鏡を見るまで

いや

うっすらと気付いてはいたけど

目を逸らしてたのかも知れない

それにしても

まさかそこまでとは思って無かった


あんなにも貧相だった自分の身体が

こんなにも逞しく最長していたとは


改めて体重を測ってみる

実に1.5倍

50%増量

破格だ


特に努力した訳では無い

ニコニコと

ご飯を美味しく食べただけだ


人知れず溜め込んだ他の物も有るにはあるが

いやはやここまでとは


我ながら

なんとも


愛らしい

11/2/2024, 2:56:51 PM

【眠りにつく前に】


ふと一日を振り返る

なんならもっと前まで振り返る

たまにそのまま寝てたりもする

このアプリを始めて

そんな時間が増えた

タイミングもあったと思うけど


ここで何かを創作するでもなく

特に誰に伝える訳でもなく

細かく説明する事もなく

ただ自分の中から出て来た物を吐露する


不思議と考えが纏まったり

頭がスッキリしたり

気付きがあったりと

予想してなかった効果に少し驚いた


少し切ない日も

少し寂しい夜も

やるせね~なぁの時も

案外耐えれる

胸の痛みも少し紛れる


明日も笑える


それが自分に向けてだとしても

表現するってのは

大事な事みたいだ


夢を見る事はすっかり無くなったけれど

年相応だ

致し方あるまい

代わりに別の物を見るようになったと思おう


時に夢心地にもなりながら

眠りにつくから問題ない


良い習慣になったと思う

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