【時を告げる】
かき氷を欲っし下調べ
気合い十分に計画し
臨時休業の貼り紙に立ち尽くす
慌てて探した移動先で
営業時間のお知らせが
悲しい時を告げる
かき氷
お早めに
【貝殻】
もともと集中力に欠ける所がある
興味の薄い事には尚更だ
本気で集中力が必要な時は
ある程度の環境を必要としてしまう
仕事が立て込むと貝になろうと決める
が
幸か不幸か
話しかけられる事が多く
なるべく仕事よりも人を優先すると決めている事もあって
貝はすぐ開く
聞いた事ある
バカ貝
そして今日も
溜まった仕事の突破口は
固く閉ざされたまま
お尻ついた火で開け貝殻
【きらめき】
そんな大きな事じゃなくても
自ら発するのではなく
反射したものでも
うっかりすれば見過ごしてしまいそうでも
たまに出くわすから
悪い事ばかりでもない
老いを嘆く変わりに
見れる孫の顔もあったりするんですって
当時の自分では気付けなかった事に
後から気付く日も確かにあるし
気づけないままってのも有る事でしょね
勿体ないから
うっかり見過ごさないように気を付けたいと願う
貧乏性
【些細なことでも】
例えば靴下
いつも右足から履く
それを左から履こうとすると
何故か違和感
大した違いもなく
何も変わらないのに
何かしっくりこない
ズボンやカバンの向きとかならまだしも
これはみんながそうではないと思う
だけど靴下でなければ
似たような事はありそうな気がする
一口目はご飯か味噌汁かだとか
歯磨きは上からか下からかだとか
たい焼きは頭からか尻尾からかだとか
お風呂で洗うのは頭からか身体からかだとか
手遊びや癖なんかもそうかもしれない
気にすることもなかったり
自然とそうなってたり
何かの理由から始めて定着してたり
気にする事でもなく
気になる事でもない
だけど気にし出したら気になる
気付けば気になる
人の気になる所も
そんなもんだと思う
【心の灯火】
転勤した後輩から
ひょっこり連絡があった
お互いの近況を交え
取り留めのない話で笑った
ありがたい事に
そんな事が割とある
きっとこ~ゆ~のだ