【きらめき】
そんな大きな事じゃなくても
自ら発するのではなく
反射したものでも
うっかりすれば見過ごしてしまいそうでも
たまに出くわすから
悪い事ばかりでもない
老いを嘆く変わりに
見れる孫の顔もあったりするんですって
当時の自分では気付けなかった事に
後から気付く日も確かにあるし
気づけないままってのも有る事でしょね
勿体ないから
うっかり見過ごさないように気を付けたいと願う
貧乏性
【些細なことでも】
例えば靴下
いつも右足から履く
それを左から履こうとすると
何故か違和感
大した違いもなく
何も変わらないのに
何かしっくりこない
ズボンやカバンの向きとかならまだしも
これはみんながそうではないと思う
だけど靴下でなければ
似たような事はありそうな気がする
一口目はご飯か味噌汁かだとか
歯磨きは上からか下からかだとか
たい焼きは頭からか尻尾からかだとか
お風呂で洗うのは頭からか身体からかだとか
手遊びや癖なんかもそうかもしれない
気にすることもなかったり
自然とそうなってたり
何かの理由から始めて定着してたり
気にする事でもなく
気になる事でもない
だけど気にし出したら気になる
気付けば気になる
人の気になる所も
そんなもんだと思う
【心の灯火】
転勤した後輩から
ひょっこり連絡があった
お互いの近況を交え
取り留めのない話で笑った
ありがたい事に
そんな事が割とある
きっとこ~ゆ~のだ
【開けないLINE】
早い内に携帯を持った
周りが持つより早かった
今で言うガラケー
それでもその当時では画期的なアイテムだった
次第に通信手段は通話からメールになった
今のように機能やアプリがある訳でなく
ちょくちょく見るものでは無いが
彼女や友人達から頻繁に来るメールに対応するため
こまめに見るようにしてたと思う
「今、何してる?」
「明日、遊ぼう」
「集合しない?」
「今から〇〇〇行こ~ぜ」
「飲み行こう」
「〇〇〇で〇〇と飲んでる」
「今から行く」
割とタイムリーな会話が行き来してた
そしてLINEが登場した
確かその当初も返すスピードを求められる風潮だったと思う
スマホになり画面を眺めるタイミングも増えた
動画しかりゲームしかり天気に情報や買い物まで
他の何かしてても画面の上に
ぴょこんとLINEの通知が表示される
返事が遅れて
相手を不快にさせる事もない
相手に伝わった事も確認出来る
ところが最近
後輩達と話をしてると
〇〇さんは返信が異常に早く
こちらの返信が遅れると催促が来る
と困り顔
その〇〇さんは俺よりは若い
さすがに催促はしないが
俺も目に止まればすぐに確認し返信する
特に相手にスピードを求める事はないが
これはもしかすると
スピード=礼儀
では無くなってるのではないか
俺も不快を振り撒いてるのではないか
そしてLINEには既読も表示される
そう思うとオジサンは最近
LINEをなかなか開けないでいたりする
【不完全な僕】
僕は完全とはほど遠いけど
そもそも完全な人を見た事がない
尊敬に値する人は沢山いるし
完全風もたくさん見かけるけどね
少なからず
完全風にあまり魅力を感じない僕にとっては
不完全なままの僕や君でいいと思う