生粋

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7/6/2024, 3:49:45 PM

【友だちの思い出】


学生の頃

一長一短有る友人達に

順位を付けるなら

1人を除いて全部2位

そんな感じだった

全員が良き友人であり悪友だった


唯一

頭ひとつ飛び出したのは

自分の短所に辟易する俺に

「俺から見たら
それは俺にはマネできないお前の長所だ
お前のそういうところが好きで付き合いしてる」

ってな事を言ってのけたアイツだ


んな事ぁねぇよ



思いつつも

俺が認めたアイツが言うなら

そうかもな

そんな風に思えた


今はどこで何をしてるのか

よく知らないが

そんなアイツに

あの頃の俺はどれだけの事を伝えられただろう


少し前に

自信を無くしつつある後輩に

同じような事を伝えた

おべっかでは無い

伝えたかった想いを

しっかりと受け取ってくれたようだ


「また一人お前に救われたゼ」


わざわざ連絡先を調べて話すのは癪だから

どこかで

バッタリと出くわしたいもんだ

7/5/2024, 12:43:44 PM

【星空】


月の明るさに

空を見上げる夜

星の多さに息を飲む時がある

山なんかに登って見ると

さらに多く見えるんだろう


気持ちに余裕が有り

きっかけがあり

天気の良い


そんな日が

後どれくらいあるだろう

7/4/2024, 3:01:04 AM

【この道の先に】


うっすらと見える

希望と絶望たち

どちらも不確定だけど

後者の方が色濃く見えるのは

可能性の高さか

人の心理か

自身の弱さなのか


いつからか歳を重ねる度に

破れて網目の大きくなる

可能性のふるいにかけて

残ったものだけを見つめて過ごす

それが大人になる事だと思っていた

だけど時としてふるいの中に

最後まで残りそうな

大きな塊が入るもんだから

浮かれてしまう

網の目すら少し戻ったように感じて

ついつい欲張ってしまう

今までにこぼれ落ちた物たちも

もう一度

ふるいにかけ直してしまう


だけど

分かってはいる

網目が直った訳ではない

塊の想定外の大きさに

そう見えただけ


この塊も

ふるいの度に少しづつ削られ

さらに広がった網目から

抜け落ちる日が来るのだろう

願わくば

それはふるいの壊れる日よりも

後であって欲しいと思うのだけれど


今の所

色濃く見えるのは・・・

7/2/2024, 1:16:30 PM

【日差し】


しかめっ面で太陽を見上げる

直視できず

目を薄めてみる

ぼんやり輪郭らしきものが見える


もしかすると

眩しいと感じるものは

正しく見れてないのかもしれない

7/1/2024, 12:13:03 PM

【窓越しに見えるのは】


昔、とあるお姉様と

そんな話をした事がある

外は木枯らしや

陽炎の立つ猛暑でも

ガラス一枚隔てた

部屋の中は快適で

世の中が

全てガラスで出来てたなら・・・

傷つかずにすむのかも

みたいなお話し


俺は迷わず

温泉施設行くな


と言って

凍えたが

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