生粋

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【友だちの思い出】


学生の頃

一長一短有る友人達に

順位を付けるなら

1人を除いて全部2位

そんな感じだった

全員が良き友人であり悪友だった


唯一

頭ひとつ飛び出したのは

自分の短所に辟易する俺に

「俺から見たら
それは俺にはマネできないお前の長所だ
お前のそういうところが好きで付き合いしてる」

ってな事を言ってのけたアイツだ


んな事ぁねぇよ



思いつつも

俺が認めたアイツが言うなら

そうかもな

そんな風に思えた


今はどこで何をしてるのか

よく知らないが

そんなアイツに

あの頃の俺はどれだけの事を伝えられただろう


少し前に

自信を無くしつつある後輩に

同じような事を伝えた

おべっかでは無い

伝えたかった想いを

しっかりと受け取ってくれたようだ


「また一人お前に救われたゼ」


わざわざ連絡先を調べて話すのは癪だから

どこかで

バッタリと出くわしたいもんだ

7/6/2024, 3:49:45 PM