日暮れの朝日が下り続ける
際限なく、歯切れの悪く
東の空だけ反り転ぶ
それをただ見る
只管眺める
砂の粒子を透ける地底を
水平に浮くカピバラを
先に続くその円環を
丹精籠った端正な
空間の白む未然な場所
そして全ては記号へと帰す
遠く遠くに歪みが散った
舞台袖にいた
手の中にある0を見遣った
もし、心の中の景色はあるなら
それがきっと信号だ
くるくるはばかる
地獄がまわる
草臥れただけのオルごール
かっかっこんここんここんこやこ
ぐさぐら唸る大気の不快さ
あら見て、居てるだろ?
ここにいるんだ知っていた?
何も見ないね知らないくせに
拒絶を受容と勘違うんだ
刈っちゃおいっそ
ここにある喜色も乾きもその全て
枯れたんだし構わないよな
死んじやったも同然だから
死骸は物質以下にはならぬ
さんぶんてきだ!
知った気にならないで
ならないか
湿度に彩られた街昏々たると光ってる
遠雷鳴りて前後不覚の真横を掴む
仰ぎ開いた腕を振り回し
ちゃかちゃか波紋を繰り返し
砂漠の浮き輪はどこだろう
足に広がる水星の温度が
死の質感によく似てる
クラムチャウダーが好きなあなたが手を伸ばせる程近くにないな
終幕
あぶくが沸いた
いつものこと
ならば善いか?
木が晴れるのはいつまでか
指先三つで応えてくれと
もう一歩だけ、その一歩はどこにあったか
かぴかぴ濡れた猟奇の隙間に
ころころがらがらぐるんぐるん
引力は結果か或いは過程か
人を騙すは真実か
数的思考は何を逃すか
船の横転は何を示すか
何1つさえを知れないように
洗面所の暗がりに揺れる
心臓の音が寄せては返す
洗濯機がぼこぼこ震える
触れる足音に耳を欹て
意味無く呼吸を消費する
喉元は詰まるわ視界は霞むわ散々だ
機能しない目を目蓋で覆う
疲れたと思う
それを話してだとか言われる
無責任だよね、出来ない理由も知ってるだろうに
それを希う自分も無責任かな
でも本当は、期待したんだ
どっかの誰かが救ってくれる、愉快な空想を
勿論そのように身勝手な噺が存在しないのは自明であるが
それでも、足元の本音を、
条件反射で繕った顔を、声を、
少し零した答えの鍵を、
知って欲しくなかったとは、言えないなぁ
まぁ、ごめん嘘なんだけど
頭上が熔けた
ただ見た
あんら、またか、と
毎度毎度のいつものことだ
偶に全ての均衡が折れる
地盤やらなんやら、些細なとこから大変なことまで
もにゃーっと、壊死する
何故か?そういったもんだからだ
摂理、その以上でも以下でも非ずして
故一切の感傷を抱くこと無く
燻る灰ごと火にかける
目先の紫が落ち零れる
骨がガタガタ鳴らしてく
地に沈みまたどっかに落ちる
その先でまた呼吸する
暇だなぁと、誰かに贖う
遥か遠くの空へ問う
この循環と衰退の価値を
その時貴方は知らなかったの
もしくは要らぬと突っ撥ねた
それがただただ、悔やまれる