仲間になれなくて
君が悲しむ姿なんてみたくない。

だからこちらの世界に引きずり込む。
生きるのは楽だけど、引きずり込むのはチョロい。
この世は弱肉強食だから仕方ないよね？

僕は雨が好きだ。
泣いてくれる僕を隠してくれて。

僕は君が好きだ。
眩しい笑顔に惚れてしまった。

雨と君、似ているようで何だか違う。

誰もいない教室で君に告白をした。
僕の口から漏れ出た本音…と言った方が正しけど。

でも君は笑ってOKの返事を出してくれた。
そこからずっと君を大切にしようと誓った。
この笑顔を失いたくないから。

チカチカと青色に光る信号。
もうすぐで赤へと色を返るだろう。

いつも悲しい気持ちに襲われる。
向こうで君が歩いていく姿、君が手を振ってくれる姿。
僕の目に焼き付いて、離れないんだ。

君が遠くに行ってしまうから
僕の気持ちを正々堂々言おうとした。

だけど僕はヘタレだから言い出せなかった。
言い出せなかったんだ「愛してる」と。