人さがし

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12/17/2023, 9:38:16 PM

─とりとめもない話─

貴方と話すことなんて、

どうでもいいことばっかり。

全部とりとめもない話だよ。

貴方と会うたび作り笑いして、

貴方と会うたび無理に話し合わせて。

もううんざりって思ってるの。

…多分、思ってる筈。

貴方と会うたび、

無理しなくていいって思ったり、

自分に正直になって本心で笑ったり。

私の唯一の居場所だった。

貴方を傷つけてることは分かってる。

そもそもそれが目的だし。

だから早く、私を嫌いになって。

もう顔も見たくないってくらいに。

12/11/2023, 9:45:03 PM

─何でもないフリ─

「大丈夫」って嘘ついて、

本当は無理してる癖に。

「怖くない」って嘘ついて、

本当は自分が一番怖い癖に。

「なんでもないよ」って嘘ついて、

本当は作り笑いに疲れてる癖に。

何でもないフリってそんなに楽しい?

辛くないフリってそんなに簡単?

自分のことはどうでもいいの?


…自問自答しても意味ないか。

全て私がしたことだもの。

誰にも解決出来やしない。

自分を変えられるのは、自分だけ。

12/8/2023, 1:59:39 PM

─ありがとう、ごめんね─

貴方は言った、『ありがとう』と。

私は言った、『ごめんね』と。

この2つの言葉は、

使い過ぎる程、本来の意味が薄れる。

たとえ本心で言ったとしても。

周りからは『思ってない』と決めつけられ、

自分の言ってる意味が分からなくなる。

それを痛感している貴方だから、

私の気持ちを分かってくれる。

それを痛感している私だから、

貴方の気持ちが分かってしまう。

だから今、こんな言葉が出てくるの。

分かってくれて『ありがとう』って。

今まで気づけなくて『ごめんね』って。

これは決して嘘じゃない。

この2つの言葉は、私達の本心だから。

12/7/2023, 8:11:31 AM

─逆さま─

私を置いて行く夏。大合唱する蝉の声。

空に比べて濃い海。風で揺れる向日葵。

眩しく感じる太陽。大きく白い積乱雲。

そして目の前で明るく照らされる踏切。

黒と黄、そして今明るく光始めた赤色。

蝉の声も太陽の暑さも、どうでもいい。

これで私の最後の夏は、終わり。

綺麗な夏に、さよならを。

12/4/2023, 10:30:37 PM

─夢と現実─

子供の頃は「夢を見ろ」って言われてさ、

高校生ぐらいになったら「現実を見ろ」って怒鳴られる。

大人になった頃には夢は捨てちゃって、

考えてもなかった職に就いた。

自分の意思を貫いて、夢を叶えた人なんてあまり居ない。

分かっていても夢を大事にしたいのは、

人間の性なのかもね。

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