─子供のままで─
ずっと子供のままでいたいな。
大人になるにつれ、
子供の頃の何でも出来ると思ってた思考が消えて、
自分を偽ったり、人間関係が辛くなったり、
理不尽なことが増えるんだもの。
成長って残酷だな。
だから私は成長が大嫌いだし、最悪だと思う。
でも一番最悪なのは、
大人になることじゃなくて、
社会の理不尽について知ること。
それが一番最悪。私はそう思う。
嗚呼。大人になりたくないなぁ。
社会の理不尽について知ってしまった私は、
もう子供に戻れない。
ずっと、子供のままでいたかったなぁ。
─愛を叫ぶ。─
今、僕らは屋上にいる。
僕は扉を出てすぐの所。
君は僕の目線の先。
フェンスの先にいる。
君は死のうとしていた。いじめのせいで。
「ごめんね。もう耐えられないの、こんな世界に。」
君はそう言った。
今から君に手を伸ばしても届かないだろう。
ならば、せめて君に伝えよう。
僕の想いを。好きだったことを。
僕は感情をあまり表に出さなかった。
そんな自分でも嫌になる癖のせいで、
君に伝えようとしても、伝えられなかった。
否、好きだと信じて貰えなかった。
でも君の最後なら話は別だ。
今なら想いを伝えられる。信じて貰えると思うから。
最後ぐらい、感情を出してもいいよね。
だから僕は愛を叫ぶ。
「ずっと前から好きだった。これは決して嘘じゃない。」
─モンシロチョウ─
ふわふわり、とモンシロチョウが飛んできた。
私が寝っ転がっている花畑へと。
あなたとの思い出が詰まっているこの花畑。
ねぇ、あなたはどこに行ってしまったの?
遠いどこかで私のことを考えてるの?
それとも、先にお空へ行ってしまったの?
またこの花畑で、思い出を作ろうよ。
花の冠をお互いに被って、また一緒に笑おうよ。
私はいつまでも待ってるから。
あなたがチョウのように、
ふわふわり、って戻ってくるのを期待してるから。
だから私を、一人にしないで。
もう、置いていかれたくないの。
ちゃんとあなたを待ってるから。
だから、私の元に帰って来て。
─忘れられない、いつまでも─
あなたのことが忘れられない。
こんなに引きずるなんて思いもしなかった。
女は別れてすぐに後悔してまた立ち直る。
でも男は別れてすぐは気にしないが、
時間がたつと後悔すると言う。
でも私は立ち直ることができなさそうだ。
あなたとの別れが足枷になって、
いつまでも、ずっと引きずっている。
それほどあなたは、私の全てだった。
あなたもいつか、私のことで後悔してほしい。
それほど私が、あなたの全てであってほしいから。
ハート400いきました!ありがとうございます!
300行ってから5日しか経ってないのに、本当ありがとうございます!
以上、作者より。
─一年後─
君と付き合ってからもう三ヶ月。
時には喧嘩して、時には一緒に涙を流し、
いつもくだらないことで笑ったよね。
でもそれが僕は幸せだった。
だからこれからの未来。
一年後も、三年後も、五年後も、十年後も。
ずっと一緒で、幸せな生活を送ろう。
それが僕らの、今からできる簡単なことなのだから。