ネジが外れたウサギ

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4/24/2025, 5:52:17 AM

初めての一人旅は、どこへ行こう。

国内か海外か。

小さい頃に夢見たディズニーに出てくるような街に

行ってみようか。


プリンセスみたいな恋は難しいのはわかってる。

でも、新しい何かがこれからの未來の鍵を握っている

と少しの不安と大きな期待を胸に冒険に出ようかな。

4/22/2025, 5:53:20 AM

「応援してる」って君が耳元でささやいてくれたのが

何よりも励みになったよ。

「好きだよ」くらいのモチベーションが上がる薬。

独りよがりの片思いだから、

愛の言葉なんて言ってもらえないのはわかってる。

だけど、影で見てくれてると思うと

不真面目ではいられないよ。

楽しく懸命に取り組む私を見てほしい。


少しでも見方が変わればこの恋の方向が

プラスに変わるかもって勝手に思う私が少しニクイ。

4/20/2025, 6:26:14 AM

私が幼稚園児の頃、名前も知らない大道芸人が

影絵を披露してくれた。

いつも違う動物で、いつも違う種類のお話で

彼は私たちを楽しませてくれた。

私もいつかそんな風に人を楽しませる人になりたくて

こっそりと大道芸人の男性に聞いてみた。

「どうしたら、あの動物は生まれるの?」

その男性は答えた。

「あの子たちはね、僕たちの手の中に住んでいるんだ。

だから今すぐには君のお友達にはならないかもしれない。

でもね、一つだけ方法を教えてあげよう。

いい子にしてたらとかそんな簡単なことではなく、

誰か寂しそうにしてる人を見つけたら

自分がお日様の影になるようにこの子を手で作って

ぴょこんとその人の目の前で、話しかけてごらん。

そしたら、君の手の中に君だけのお友達が沢山できるよ。

大丈夫、君ならできる。

僕の手の中に住むお友達と仲良くしてくれたから。

その優しい気持ちがお友達とつなげてくれるんだよ」


そう言ってその人は私に

手で作るウサギの影絵を教えてくれた。


そしてその影絵は私の好きな男性の救いになって、

彼は私の今の旦那さんになった。

そして、年月は過ぎて私の幼い娘のお友達になった

4/19/2025, 5:25:05 AM

いつだって人生には「スタート」と言える場面がある

何とかデビューをしたとき、人は緊張と共に心が躍る

期待より不安の方が大きいのが、子供の頃の私だった


でも、大人になってから何とかデビューを決めるのは

自分自身なんだ。

だから、今となっては何でも挑戦するようになった。

不安もあるけど、

「輝きたい」という思いでスタートを切る。


試用期間の始まりは新しい物語の始まり。

だから、怖がらずに進もう。

たとえ、もしそれが念願の交際の始まりなら、

温めていこう、恋人との絆を。

4/17/2025, 6:17:26 AM

誰かが私の名前を呼んでいる。

でも、周りは見渡す限り背の高い木が並ぶ森。

人も動物もいなくて静寂の中に風の音が耳に当たる。

その空気が私の名前を呼ぶ声を運んでくる。


ひとりぼっちで寂しいから

いきなり何かに襲われそうで怖いから

早く声の主に会いたい。


そう思って声がする方に向かって走るけど

進んでいるはずなのに周りは同じ景色。

近づいているはずなのに声は遠のく。


「ウサギ、君はもう一人じゃないからね」

そう言ってくれてるのに

私は焦るし、涙が溢れて止まらない。

一人じゃないのに一人だと思わせるこの世界が嫌いだ

早く、会いたい。


涙で滲んだ視界の遠くの方に、

おぼろげに人の形をとらえた。


「あの!あなたは誰ですか?」

必死に叫ぶ私に向かってその人は言う。


「ウサギの求めている絆の相手だよ」

その一言を聞いた瞬間、目の前にその人がいて

私は叫ぶ。

「ごめんなさい!

 あなたの優しさに気づけなかったから」


号泣する私にその人は優しく抱きしめてくれた。


遠くの方から私を呼んでいた声の主は

私の大切な見捨ててはならない人でした。

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