やっぱこのリップの色好きだな、とか。
ローファーじゃないの気分下がるな、とか。
あ、この髪型可愛い、とか。
1kg痩せた、とか。
2kg太った、とか。
既読がつかなくて寂しい、とか。
全部君のためだよ。
まぁ、テストで24点なんて点数取るような頭の君は気付いてないだろうけどね。
だから馬鹿でアホでどうしようもなくてあんぽんたんでおたんこなすな君でも気が付けるようにきちんと書いたよ。
だから早く見てよね。
「好きだよ。」
わかんないから君が作ってよ。
あと7時間。
あぁ、そういえば美味しかったね。あのラーメン。
ほら、お祭りの帰りにさ、全然足りない!!って二人で寄ったお店の、、覚えてる?
あのラーメン屋さんまた行こうよ。そうだな、え?今から?
あー、、まあいいけど。
そうだ、帰りにコンビニでアイス買おうよ。あんたの奢りね!
昨日はオレンジだった。
その前は黄色。
その前の前は赤色。
彼女の瞳の色は毎日変わった。
からこん、というものを目に入れているらしい。
今日は何色だろうか。
残念ながら、今日はいつもの居酒屋に向かえそうにない。
約束もなしに会う時間が好きだった。けれどそれを諦めざるを得ない状況にため息が零れる。
現在時刻は23時30分。
あと30分で日付が変わると言うのに、まだ僕はブルーライトに目をやられている。
23時50分。
ようやく退勤という名の脱獄を果たした僕は、ありえないことに立ち尽くす君を見つけた。
声をかける。
瞳を見る。
今日は青色だ。
いや、
「、、泣いた?」
0時00分。
真夜中の青色。
それはただのまやかし。
実際は濡れた裸の瞳がこちらを誘うように見つめていて。
それにまんまと乗っかった僕は溺れて、息ができなくて。
君の瞳の中で息をやめられるならそれもいいかなんて馬鹿なことを考えて。
そうこうしてるうちに日が昇って、空が色付いて。
あぁ、今日は何色かな。なんて。