来年はそばにいられない、なんて。
それが寂しくてたまらない、なんて。
口に出せば貴方は笑って
「来年のことは俺にもよく分からない。」なんて。
それは甘くて優しい嘘だと知っているのに、知った上で騙される私はきっと恋に落ちている。
少し冷えた指先で私の髪を撫でた貴方はきっと私が嘘に気づいた上で騙されていることを知ってる。
私の気持ちも、この後の展開も、私たちの未来も全てわかっているのに、なんにも言わないひどいひと。
好きなんて言ってやらない。
全て分かっている貴方に明確な答えなんてくれてやらない。
そうして私の事で頭の中をいっぱいにして、他になんにも考えられなくなって、そうして、そうして。
最後に残ったものを私だけに見せてよ。
先生に会えるのは、50分間の授業中だけ。
それが週に2日で、100分。
1ヶ月で、400分。
1年間で、4800分。
夏休みの1ヶ月と、冬休みの2週間を除いて、4200分。
時間に直すと、70時間。
約、3日。
先生のクラスが良かった。
今日休んでいいのかな、なんて。
もう早生まれて20年近くが経とうとしているが、この20年で私が気付いた事はいくつかある。
例えば、夜寝てる間にスマホの充電を済ませておけばそのまま1日使えるから楽、とか。
例えば、焼きそばは雑であればあるほど美味しい、とか。
そんなどうでもいい気づきの中で、1番認めたくなくて、1番気付きたくなかった事実がある。
それは、私の声は通りにくい、ということだ。
なんだそんなことか。溜めておいて案外しょうもないな。
なんて言わずに考えてみてほしい。
そして出来れば傷心中の私に寄り添って欲しい。
どんなに大きな声を出そうが聞いて貰えない。
相手が何かを被せていえば必ず負ける。
正しい答えを言っても何故か間違えたことにされる。
もどかしくて重たくて、黒いどろどろがその度に心に積もって、更にそれを消化する術も知らないときたものだ。
そんな事を思いながら今日も私は自分の考えを口にする。
「わたしは、「~~~、~!、、~~!」だと思う」
、、、やっぱり私の声は通りにくいようだ。