終わり、また始まる
今日は中学の卒業式があった
ですが、もう私が知っている明日が来ないことに自覚がどうしても持てない
いや、今この瞬間も持てていない
明日、私は目が覚めたら何をするだろう、
1週間、1ヶ月後は?
何も見えない、何もわからない明日が待っている
さようなら、今までの明日。
はじめまして、今からの明日。
どちらの明日も愛せるように、今日を行きてみる。
プレゼントか、
私は誰かにプレゼントするのが苦手だ。
だって、
何をプレゼントしたら相手が喜ぶか分からない。
でもね、本当はね、
君に笑顔になってほしいだけなんだ。
よく分からないし、
不安な事ばっかりな私だけど、
プレゼント、贈っていいですか?
「愛しています、
どうかこれを、
受け取って下さい」
ベルの音が聴こえる。
サンタさんは、
いい子のもとにしか来ないらしい。
「サンタさんまだ信じてるの?」
学校で聴いたあの言葉、
僕、信じては無いよ。
でも、サンタさんはいると思ってる。
サンタさんは幸せを運ぶ人達。
今年のクリスマスは、
どんなお話が、待っているのだろう。
忘れたくても忘れられない。
それって結構苦しいよね。
それで誰かが苦しんじゃうのは、
私は結構寂しいな…。
綺麗な言葉で片付けられる事なら、
ここまで苦しまないで良かったんだよね。
脳裏にこびりついて取れないんだよね。
あなたは頑張ったよ。
頑張って無いって
誰かに言われようが、
あなたに言われようが、
頑張ったんだよ。
あなたに、いつか伝われば良いな。
私はあなたが忘れられないよ
最初から決まってた。
そうさ、決まってたんだ。
そのことに僕は気付いていた。最初から。
でも、気付いていた事に気付いたのは、君と出会ってからだった。
お母さんのご飯が美味しい事も、お父さんの力強さのおかげで生きている事も、友達が知らない世界を見せてくれる事も、子どもがどうしようもなく可愛い事も。
僕の周りは穏やかで、僕が恵まれた人生を謳歌出来るような環境だった事も。
そんな中で、君は目を伏せて言ったんだ。
「君には、僕の気持ちは分からない。
そして、僕も君の気持ちが分からない。」
「そうだった。」僕はその時初めて気付いた。
もし、君と僕が出逢う事が決まっていたんだとしたら、僕は君に言いたい。
「僕は君に出逢えた。
それだけでもう十分嬉しいんだ。」
そう、言いたかったのに。