プレゼントか、
私は誰かにプレゼントするのが苦手だ。
だって、
何をプレゼントしたら相手が喜ぶか分からない。
でもね、本当はね、
君に笑顔になってほしいだけなんだ。
よく分からないし、
不安な事ばっかりな私だけど、
プレゼント、贈っていいですか?
「愛しています、
どうかこれを、
受け取って下さい」
ベルの音が聴こえる。
サンタさんは、
いい子のもとにしか来ないらしい。
「サンタさんまだ信じてるの?」
学校で聴いたあの言葉、
僕、信じては無いよ。
でも、サンタさんはいると思ってる。
サンタさんは幸せを運ぶ人達。
今年のクリスマスは、
どんなお話が、待っているのだろう。
忘れたくても忘れられない。
それって結構苦しいよね。
それで誰かが苦しんじゃうのは、
私は結構寂しいな…。
綺麗な言葉で片付けられる事なら、
ここまで苦しまないで良かったんだよね。
脳裏にこびりついて取れないんだよね。
あなたは頑張ったよ。
頑張って無いって
誰かに言われようが、
あなたに言われようが、
頑張ったんだよ。
あなたに、いつか伝われば良いな。
私はあなたが忘れられないよ
最初から決まってた。
そうさ、決まってたんだ。
そのことに僕は気付いていた。最初から。
でも、気付いていた事に気付いたのは、君と出会ってからだった。
お母さんのご飯が美味しい事も、お父さんの力強さのおかげで生きている事も、友達が知らない世界を見せてくれる事も、子どもがどうしようもなく可愛い事も。
僕の周りは穏やかで、僕が恵まれた人生を謳歌出来るような環境だった事も。
そんな中で、君は目を伏せて言ったんだ。
「君には、僕の気持ちは分からない。
そして、僕も君の気持ちが分からない。」
「そうだった。」僕はその時初めて気付いた。
もし、君と僕が出逢う事が決まっていたんだとしたら、僕は君に言いたい。
「僕は君に出逢えた。
それだけでもう十分嬉しいんだ。」
そう、言いたかったのに。
目が覚めるまでに
私は何をすれば良かったのだろうか。
勉強か?食事か?質の良い睡眠か?
分かってるはずなのに、
私は答えを出せずにいた。
出したくなった。
だって、出してしまったら、
自分の無価値さに気付いてしまう。
私は朝が嫌だ。
…もしかしたら
私と同じ様な人はいっぱい居るのかもしれない