春夏冬

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4/19/2023, 9:14:47 PM

星の輝き それはきっと命の炎
眩しく煌めく軌跡を辿って 渡り歩いて

だれもいない 一人きりの道を歩いて 立ち止まって
山の頂き それはきっと孤独の証明
走って 走って そうして流れ星を見て
いつしか孤独は 万華鏡の中で踊り明かす

ひっくり返したおもちゃ箱 無数の輝き
しまいこんだ宝物はそこにあると
気づいて わらって 抱きしめて

いつか打ち上げよう 大輪の華を
反薄明光線 祝福に満ちた未来のために

4/18/2023, 12:43:27 PM

生命のない死を待つ世界を
這い蹲っては 祈りの欠片を探す

繰り返す惨劇 踏み躙った可能性
見据えた先 誰もいない いなくなる
悲鳴さえも飲み干して

怨嗟を聞いた 憐憫を招いた
それでも愛はあったのだと
ひび割れた心に蓋をして
並び立つ墓碑に唱える鎮魂歌

許されざるものと知りながら
止めた歩みの向こうの空白
おちてしまわぬようにと──

4/17/2023, 12:08:20 PM

真っ青な空 風に乗って泳ぐ鳥たちの群れ

まっすぐに見据えた瞳 こぼれ落ちる雫
幼かったあの日 そっと背を押す手に触れ
過ぎ去りし日を胸に 未来を描く

声高らかに 進めや進め
枝分かれの日々に手を振り別れ
誇らしさ胸に あるがままの君よ

桜吹雪舞う 今日という日に
幸多かれと 祝福の歌は虹になる

4/16/2023, 11:14:10 AM

ビー玉の向こうの見えない宇宙
巡る星の輪郭をなぞって丘を行く

夜の帳は降りて 迷子たちのささやく月
秘め事のように 揺れるかけらを集めて
夢のように 現のように
たよりない影を落として 泣いて

枯れた花を憂うように水を注いで
再び生まれいづる種子を待つ

4/15/2023, 11:54:37 AM

暖かな陽だまりを超え
突き抜ける青空を越え
赤く色づく木々を超え
冷え切った真白を超え

幾度となく巡りゆく世界を見送って
虚ろな心音を聞いては口を閉ざして
振り返っては影さえ残らず

形のない輪郭をなぞって
音のない声に耳をすませて
そうして貴方のいない明日を見る

安寧を祈るように結んだ手は
永遠にほどけることはなく

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