そこら辺の人🏳️

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2/17/2024, 3:43:04 AM

 誰よりも強くなりたいと、君は鍛錬をしていた。
 
 その姿を間近で見たくて、私も一緒に付き合ったね。

 けど、私の方が強くなってしまった。

 顔から血の気が引く私に、君は笑顔で「すごいね!」と言ってくれたね。

 その時、私は思った。

 ああ、君は本当に強いなぁって。

2/15/2024, 11:53:30 AM

「12歳の俊へ
 
 10年後の俺は、右手に暗黒大将軍の力を宿し、闇の世界を支配するべく活動している。

 闇の世界では、最近ベニアグラという集団が暴れている。

 それを排除すべく選ばれし闇の勇者の俺が戦っているのだ!

 だが、勝つためにはお前のシンフォシーが必要だ!

 どうか、力を貸してくれ!

                22歳の俺より」

 ……と母の文字で書かれていた。

「厨2病に息子を巻き込むなよ」

 25歳の俺はため息をつて脱力した。

2/15/2024, 3:40:55 AM

 バレンタインにチョコレートをあげたいが、彼はチョコレートアレルギーである。

 だからバレンタインでは毎年、カレールーを送ってカレーを作ることにしていた。

 だが、今年はいつもと違い、隠し味を入れることにする。

 いつものように食べる彼に私は笑いかける。

 浮気した、あなたが悪いんだからね。

2/13/2024, 2:01:06 PM

「必ず迎えに来るから、待ってて」

 そう言ったきり、彼女は戻って来ない。

 空腹に耐えて何日も待って、やがて僕だったものが、なぜか下に落ちている。

 そして身体が軽いことに気がついた時、僕はあることを思いついた。

 そうだ! 迎えに来ないなら、こっちから迎えに行けばいいんだ!

 決断すると、すぐに彼女の元に駆けた。

 彼女を見つけると、僕は抱きしめるように飛びかかった。

 さぁ、一緒に逝こう!

2/12/2024, 11:40:11 AM

 あの人に伝えたいことがある。

 だけど、余計なことではないかと躊躇してしまう。

 けど、勇気を出して伝えることにした。

「すいません、チャック空いてますよ」

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