「ねえねえ聞いてー?」
「あれってさ」
「ありがとう!」
「あのさーあの時さー」
いつも、始まりはあなた。
それが助けになっているし、話したいって思ってくれてるって思う。
いつも、始まりはあなた。嬉しいよ。
本気の恋でした。
今日、告白しました。
二度目の告白でした。
結果は…フラれました。
分かっていたんです。
彼に好きな人がいることも知ってました。
ずっと一途で、諦めてないことも。
私は知っていました。
でも、それでも。
私のものにしたかったんです。
彼には幸せになって欲しいです。
…私の幸せを犠牲にしてでも。
言い方がちょっと重いけれど。
彼ならきっと大丈夫。
私の想いを捨てずに幸せになってくれる。
そう、私は今日。
本気の恋を終わらせたかったんです。
他にも良い人がいるとは思ってました。
でも、彼が良かったんです。
私は彼と幸せになりたかった。
でもそれだけでは私の幸せしか叶わない。
彼の幸せがどうかなってしまう。
だから私は諦めたいです。
でもきっと…
この〝本気の恋〟は…
ずっと、ずっと続いていきます。
今日の空模様?
明るかったけど。
え?
心模様?
暗いよいつも。
まあ明るくなるように頑張ってる
「なあ、友情ってなに?」
「は?」
急に哲学的な質問をしてくるのはもはや日常になっている。ただ、今日の問題は…
「んー…うーん?」
捻れば捻るほど分からない。
「俺がお前に対して感じる感情とでもいえばいいか?」
「…あ、うん…」
「なんだ?なんでそんな悲しそうな顔をするんだ?」
「俺は…友情を感じてないんだ…」
なんてこった。そんなこと言われたって。
「俺とは、友達じゃねえのか?」
「いや、俺は…」
その次の言葉はご想像におまかせする。
みんなは友情とはなんだと思う?
俺は、
「身近に感じる安心の感情」だと思う。
言葉の引き出しが少ないもんで。表現が下手くそですまんな。
「…あ」
また。なんだか最近急なフラッシュバックが起きるようになった。
記憶にはないはずの記憶。
私がタバコを吸うという記憶だ。
夢なのか現実なのか未来なのか。
私はよくわかってない。
少なくとも現実ではない。私は未成年だ。
未来はよく分からない。吸ってるかも。
夢。一番有り得る。
まあ、正夢とかあるし。
遠い記憶。それは未来のものかも。
もしくは過去。
それか前世とかね。信じないけど別に。
何はともあれ、私はヘビースモーカーな気がするけどな。遠い記憶でも二箱は開いてたし。
吸う仕草をする。悪くはないと思ってしまう自分が笑える。
遠い記憶。それは自分が知らない自分。