《朝日の温もり》
夜は色々考えてしまう。
その日の出来事、嫌な思い出、やらないといけないこと
私は今夜も悩み、思い出し、しんどくなる。
『なんで夜って病むんだろう。』
こんな生活を続けていても誰にでも平等に、そして誰よりも私に無関心な朝日の温もりだけが私の病んだ心を
溶かしてくれる。
《岐路》
『どこにしようかな』
私は優柔不断だ。
服を選ぶのにも食べ物を選ぶ時でさえも時間がかかってしまう。
私は今人生において最大の選択を迫られている。
優柔不断な私だが選択に失敗したことは無い
なぜなら、どっちを選ぼうが私が迷っていた選択肢なの
だからどっちもいいに決まっている。
優柔不断な私が今まで幸せな人生を歩めている秘訣だ
《世界の終わりに君と》
2年前に余命宣告をされた彼女は病室で横になっている。
もうすぐ彼女はこの世からいなくなる。
彼女がいない世界は僕にとっての世界の終わり。
『君がいない世界を僕が生きる意味はあるのか。』
自分の世界も終わらせようとする僕に君は
『私がいなくなった世界がどんな世界だったか
次会った時に教えてくれない?』
次会った時、君を楽しませるために
僕の世界はまだまだ続く
《最悪》
『最悪...』
嫌なことがあるとすぐこの言葉を口にしてしまう
これは私の悪い癖だ。
今日は私が委員会で呼ばれ、あの人と一緒に帰れなくなってしまったのだ。
私は委員会の仕事を終え靴箱に向かうと
『意外と早かったね。』
この日から私の口ぐせは最悪から最高になった。
《誰にも言えない秘密》
秘密を他人に打ち明ける時どんな気分だろう
『お母さん...あの』
『どうしたの?』
『やっぱりなんでもない』
このやり取りを何回しただろう
私は秘密をお母さんに打ち明けれない
いくつもの私の秘密を悩みを知って欲しい
だけど私には勇気がなくいつも心に溜め込んでしまう
いつかみんなに打ち明けられたらいいのにな...