6/4/2024, 2:18:56 PM
《狭い部屋》
窓の外は雲ひとつない青空
部屋の中から見る空は昔より広く感じた
いつもと同じ時間に起き、同じ時間にご飯を食べ、働きそして同じ時間に寝る。
毎日のように繰り返してるこの日常から抜け出したい。
『家族にでも会いに行くか』
ご飯を食べ外へ出た。
「おい!囚人が1人足りないぞ!」
6/3/2024, 2:38:03 PM
《失恋》
『好きです!付き合ってください!』
放課後の校舎に響く声
『ごめんなさい』
響かないくらいあっさりと言われあっけなく俺の初恋は終わった
『初恋なんて甘酸っぱいものなんかじゃないな』
俺は味のしなくなったガムをひたすら噛み続けている
6/2/2024, 1:23:54 PM
《正直》
『好きな人いる?』
友達からそう言われて『いるよ』と一言。
友達は幼稚園からの幼なじみで親友だ。
友達にどんな人か聞かれ『ずっとそばに居てくれる人』
なんてことも言えず『一緒にいて楽しい人かな』なんてありきたりなことを言った。
『君が好きだよ。』
いつかそう正直に言える日が来るといいな。
6/1/2024, 12:20:07 PM
《梅雨》
雨が降っている。
帰ろうとした時出口に人影が。
『あの人だ。』私はそう思い声をかける
どうやら傘を忘れたらしい。
私は思いきって『入りますか?』と一言
そんなに大きくない傘に2人の距離がグッと縮まる。
私のカバンに入ってる折りたたみ傘は今日は使わない