胸に手を当てて考えても

手も心臓も答えてはくれない

全ての判断は脳に委ねられ

自身の気持ちも脳が握る

いつだってすべての責任は

１つに、また全てに任される

オーバーヒートしない為にも

休息はいつだって必要

――サメの言うことにゃ、

ココロ

今日もいい天気だったから

何も無いことを祝った

昨日は酷く荒れたから

過去の行いを清算した

明日は何があってもいいように

空を見上げて祈った

――サメの言うことにゃ、

星に願って

見慣れたいつもの後ろ姿

バレずに追いかけまだ触れられず

手を伸ばせば届くのに

まるで壁に隔たれたみたいに遠い

本音は顔から読み取っても

その心は分からずじまい

答えをずっと求めてるから

まだ見慣れ続けるしかないのか

――サメの言うことにゃ、

君の背中

崖っぷちから立つ景観は

何も見えないような視界で

上も下も斑模様の絵画

いつでも変幻自在

見えないものを見ようとして

遥か彼方を見つめた

無謀なことだと思っても

それが手を伸ばす助けになる

――サメの言うことにゃ、

遠く…

心が通じあっていて

脳まで完璧なシンクロで

知らないことを知ってる関係が

無限に続く素晴らしさ

あるいは、知ってることを知らない焦らし

気づかなきゃ知らず存ぜずで

経緯を味わう奥深さも

また素晴らしい関係か

――サメの言うことにゃ、

誰も知らない秘密