流行曲で救えない命

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12/30/2025, 11:37:55 AM

星に包まれて

亡くなったひとは星になる、まだ幼い頃に聞いた言葉だ。

それなら流れ星はなんだろう。
空から落ちて転生する魂か、誰かの願いの為に燃える命か。或いは誰かに会うために地上へ戻る心なのかもしれない。

「わたしも、いつか会える?」

そんなことを考えながら、星空を眺める。無数の星が照らす夜に包まれながら、わたしは息をする。

12/30/2025, 8:14:06 AM

ただ雪が降る中、目の前の雪原に滲んでいく呼吸を眺めていた。
指先が悴んで痛かった。きっと凍傷になっているだろうが、もうどうでもいい。わたしは静かに降る雪のなかで震えを押し殺しながら、此処で果てたひとを想う。
「……あなたも、こんなに痛かった?」
振り積もった白を悴んだ指先で撫でた。それは最後に触れたあなたと同じ温度がして、もう形すら残っていないあなたが、何故か今此処にいるような気がした。
「ねぇ、また一緒に眠らせて」
そう微笑んでわたしは、きっと二度と開けなくなる目を閉じる。
降り頻る雪に、音はない。

静かな終わり