願いが1つ叶うならば
「もし願いが一つ叶うなら」
なんて妄想誰にでもしたことあると思う。
君ならどうするかな。
僕は多分、「幸せになりたい」って言うと思う。
誰かの事を思うんじゃなくて自分のことしか思ってないから、きっと僕は一生幸せになれないんだろうけれど、それでも夢見てしまうんだ。
いつも友達思いな君は、ずっと幸せそうな顔してたから。
憧れたんだ。
秘密の場所
夢であの場所を見た。
君と僕が初めて会ったあの秘密の場所。
起きて直ぐに僕はそこに向かった。
君にまた、会えるかもしれないと思ったから。
朝方特有の冷たい風も、寝癖でボサボサな頭も気にせず、僕は必死になって走った。
遂に秘密の場所に辿り着けた時、そこには君がいた。
いや、正確には何も無かった。
けれど、君がいたという軌跡があった。
そこからは君の温かみが感じられて、僕は酷く安心した。
君が、僕を今まで待っていたのなら、僕もそうしよう。
君がまた会いに来るまで、僕はずっとここで待っているよ。
なぁに、一人ぼっちじゃないさ。
君がいてくれるからね。
巡り会えたら
僕はこの世の全てを愛している!
自然も、人も、学校も、言語も。
全て、どこかしら違っていて、どこか似ている。
そんな所を見つけた時、僕は愛しさを覚える。
次は何に巡り会えるだろうか?
…もしかして。
キミかな?
奇跡をもう一度
今奇跡が起きたら良かったのに。
あの日、神様は私の目の前で彼女を助けた。
その時はただ単に良かったと思ってたんだ。
けど、神様はもう現れない。
私を助けてはくれない。
今は私の中にあるのは神様とあの子への憎悪だ。
もう一度奇跡が起きたら憎まなくて済んだのに。
やっぱり神様は最低だ。
黄昏色の空を見て、あなたを思い出す。
あの日、私に勇気を与えてくれた大きな背中。
大きく笑う口。
褐色の肌が今でも鮮明に思い出せる。
ありがとう。
心の底からあなたに感謝してる。