あなたの隣は私の隣だとずっと思っていた。
一緒に笑い合って
一緒に慰め合って
お互いの唇に好きを交わす。
それくらい私たちの隣は二人だけのものだと思っていた
ある日を境に、
粘着力が弱くなったセロハンテープみたいに
私たちの愛情は次第に冷めていった。
あなたの隣は今はあの子の隣。
二人の愛情は養生テープのように、
セロハンテープよりも太くて粘着力が強いのかな?
少しだけ祈って
少しだけ憎んで
二人を繋ぐ両手に祝杯を交わす。
それくらいあなたたちの隣は誰にも邪魔できない事を
知らされた。
今度こそ、ずっと隣同士で末長く過ごしていける誰かを
これから私は見つけるね。
だから、あなたは彼女を見失わないで。
気づいたら隣に誰もいないなんて寂しいことがない様に
「愛さえあれば」
そう言い残して死別した友達のことを思い出す。
彼女は移住先の国の戦争に巻き込まれた。
彼女は何一つ罪を犯していなかった。
なのに、亡くなった。
戦争に真の愛を足せば彼女は死なずに済んだのか?
その答えは私には分からない。
だが、戦争の指揮を取る国の代表者が優しい愛をすくえば
彼女は平和な移住先で夢の続きを見られたのだろう。
今も続くあの戦いに終止符を置いてくれることを
私は心の底から願うばかりだ。
私たちのことを君は腐れ縁と言うけれど、
そこには計り知れないつながりがあることを私は信じてる。
それが一途な絆なのか、それともさびれた絆なのか、
私には断定できない。
後者だとしてもそこに悪意はないと私は思う。
神がくれた贈り物が私たちを結びつけているから。
「人生を辞める日は、いつでも決められる」
落ち込んでいた私の手を差し伸べてくれた見知らぬ女性が言ってくれた。
もう、生きるのが辛くなった私を彼女は肯定した。
「全てが怖い」
「怖いなら、怖くなくなる方法を教えてあげる」
それが、あの一言だった。
でも、彼女は自ら命を断つことを強く断定はしなかった。
「生きることに不安は誰でもある。
だけどね、その不安も人生のだいご味なんだよ。
不安を希望に変えられるのは、あなた自身。
希望を作り出すのはあなたの勇気ある一歩だよ」
知り合いが一人もいない遠い街
寂しいよりも期待が強い