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3/9/2025, 10:55:47 AM

嗚呼

溢れた声は止まらず、溜息が混じる。
続く言葉は、暫く出てきそうにない。
ただ沈黙に呑まれた。

「大丈夫」
そんな言葉が続くのはいつも通りで、
その言葉は決して本心ではなかった。

それでも、言わないといけない気がした。

君の目が、そうさせた。

3/9/2025, 9:05:45 AM

秘密の場所

夢の中、薔薇の木の下、お茶の時間。
ぼやけた顔と、ふざけた格好。
目の前に座る誰かと、注がれた紅茶。

永遠はそこには無いけれど、
サめることもなくふわりと香る。

どうせ夢の中なのだから
「いつかまた、どこかで会いましょう」

誰にも知られぬ秘密の場所で

5/14/2023, 12:08:33 PM

風に身をまかせ

一歩踏み出して
風を纏って堕ちていく
いつかの貴方に会う為に

5/12/2023, 12:35:06 PM

子供のままで

叶わぬ願いを呟いた
無垢なまま、無邪気なまま
何も知らぬままで居たかった

5/10/2023, 2:13:18 PM

紋白蝶

ひらりひらりと舞っている
掴みどころのない貴方のように
たまに惑わすように近付いて来ないで
そんなところに靡いてしまいそうになるから。

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