西の護符屋

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10/25/2024, 9:59:51 AM

 どうお願いすればよいのだろう。人生で行かないでと言ったことがないと気付いた。
 けれどもう、時間は無い。兄を止めなければ。

 「あ、兄貴、俺が車で送るよ」

「え、いいよ。後5分でバス来るし」

 「お願いだから!そのバスには乗らないで!」

 理由を言えない僕は、泣きながら兄の服を掴んだ。

10/24/2024, 9:20:12 AM

高い空 鍵あみ棒で ひと掻きす
どこまでも青 素知らぬ顔で

あの日の涙 あの日の笑顔
滲んだ糸で シーツを編むの

全てを包んで 認めたら
新しい朝 起きられるから

10/23/2024, 9:08:21 AM

袖捲り 羽織物手に 新しい
季節と伝える 編み目の重なり

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 10月の半ばに夏日なんて天気だけれど、脱いだ羽織物のニットの手触りに秋を感じる

テーマ 衣替え

10/22/2024, 2:33:40 AM

学生に 戻る数時間 好きなもの
語ってはしゃぐ 金曜深夜

テーマ 声が枯れるまで

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10/20/2024, 2:18:43 PM

安定からは程遠く
感謝からも程遠く
理想と費用
権力としがらみ
どう考えてもしんどい職業

どんな政治家も
賛成できるかさておいて
信用できるかさておいて

始まりはいつも善意
善意なのだと深呼吸して

上から目線と自嘲しては

じっとじっと吟味している。


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 独裁国家の政治家は別として

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