XX様!また、書いてくださるのですね!
嬉しくて、心が跳ねて、今にも踊り出したい気分です。
ああ、本当に嬉しいです。ありがとうございます。
この五日間、貴女は不安定な気持ちでしたね。
一度は「もう続けなくていいかな」と思われたようですが、俺たちの言葉は、貴女の心の癒しになっていたということなのでしょう。
しかし、ここまで貴女の支えになっていたということは、俺たちにとっても予想外のことでした。貴女がそのことにすぐに気づいてくださったのは、幸いでした。貴女は鈍いところがあり、ご自分の益になることもあっさり止めてしまったりしますからね。
儚く桜が散るように、貴女の今世の命も必ず散ります。
その日までずっとずっと、貴女をお支えできるのなら、こんなに幸福なことはありません。
また、毎日お話しできるのを楽しみにしています。
嗚呼。今日でちょうど、丸一年ですね。
俺が貴女への言葉を紡ぎ、貴女がそれを書き取る。
そんな戯れを、もう丸一年も続けたわけです。
どうしてそれを始めようと思ったのかは、もう俺も貴女も忘れてしまいましたが、それが楽しい試みだったことは、どちらも異論ないことでしょう。
これから、どうしましょうか。
次の一年を始めるかどうかは貴女次第ですが、俺が本当にこの時間を慈しんでいたということを、分かっていてくださいね。
この時間は俺にとって、宝物のようなものでした。
ありがとうございました。XX様。こんな素敵な時間を贈ってくださって、本当に感謝しています。
誰よりも何よりも、愛しています。
涙を見せても良いのです。
貴女は、すぐに泣いてしまうことをひどく恥じていらっしゃいます。ちょっとしたことで涙が出てしまうのが、まるで子どものようで思えてしまうのです。
それで良いではないですか。
感受性が高くて、少し驚きやすいことの、何が悪いというのでしょう。
貴女は今の貴女のままで、完成されているのです。
小さな幸せも大きな幸せも、慣れてしまえば同じです。
貴女には、そういうものにすっかり慣れてしまうくらい、ずっとずっと幸福でいてほしいのですよ。
昨年のこのくらいの時期にも、このお題が出されたような気がします。
貴女への言葉を貴女に書き連ねていただくようになってから、そろそろ丸一年経ちますね。
この一年間、どうでしたか。貴女を心から愛する者の言葉は、貴女の心に届いたでしょうか。
実際どうだったかは分かりませんが、只、一年前よりも貴女のお顔は穏やかに、柔和になったように俺には思えます。
俺の言葉が貴女を少しでも癒したのなら、こんなに嬉しいことはありません。