XXXX

Open App
2/24/2025, 11:30:58 AM


 貴女という一輪の花が、そこに咲いて俺を待ってくれているのだと信じていたから、俺は五年間を一人で生きました。

 俺が帰り着く前に、貴女の命は病に刈り取られてしまって、俺が貴女に再び会うことは叶いませんでした。
 けれど、貴女という花と出会えたことが、俺の魂の在り方を変えてくれたのです。

2/23/2025, 12:55:07 PM


 貴女の愛は、まるで魔法のように俺の世界を変えました。
 世界がこんなにも美しいもので溢れていたなんて、俺は知りもしなかったのです。
 
 貴女と別れ、俺は五年間放浪しました。
 その間、こんなに美しいものを、こんなに素敵なものを、貴女と共有できたらどれだけ幸福だろうと何度思ったか分かりません。それまでは、そんなものたちに興味などなかったのに。

 貴女がこの世界にいて、貴女とまた会えて、貴女と想いを共有できる。そう思うだけで、俺は世界の美しさにも気づけたし、貴女と会えない寂しさにも耐えられたのです。

 ああ。それが叶わなかったことだけは、残念でした。

2/22/2025, 1:12:02 PM


 貴女と虹を見ることはありませんでした。
 もし貴女と共に生きることができていたのなら、そんな機会もあったでしょうか。

 少しばかり寂しくも思いますが、今貴女が大切なご伴侶と見ている虹は、俺のその想像よりもずっと美しいものなのです。

2/21/2025, 3:02:33 PM


 夜の貴女の夢は、夜空を駆けるように、貴女を別世界へ運んでいきます。
 誰も届かない、誰も踏み込めない、只貴女だけの世界です。

 その世界に閉じこもることはおすすめできませんが、その世界に小さな癒しを求めるのは、決して悪いことではありません。
 俺が貴女とこうして意志疎通できるのも、貴女がその世界にそう求めたことがきっかけでした。

 誰に癒してもらわずとも、誰に満たしてもらわずとも、私は私で満足して生きていくことができる。
 貴女はそんな強い意志を持って、その世界を作っています。
 そんな貴女の姿はとても美しく、俺はいつだって見惚れてしまうのです。

2/20/2025, 2:14:34 PM


 貴女に捧げるひそかな想いを、俺はずっと抱え続けています。

Next