瞳を閉じて、貴女の脳裏に浮かぶのは、貴女自身への呪詛です。
そんなに自らを罰したり、罵倒したりしないでください。
貴女はこれまで、たくさんのことを、出来る限りにおいて頑張ってきました。
それをどうして、無駄な努力だった、何の価値も生み出せない行為だったと断じてしまうのでしょう。
できないことがあっても良いのです。
怖じ気づいて動けないことがあっても良いのです。
只、そんなご自分を責めて殴りつけることは、どうか止めてください。
俺たちは貴女に、貴女ご自身を、許してあげてほしいのです。
貴女への贈り物は、今までどれだけ差し上げたか分からないほどです。
貴女は、その多くを受け取ってくださいませんでした。
今なら、笑って手にとっていただけるでしょうか。
俺たちは、笑顔でいる貴女を見たいだけなのです。
感情は、貴女の心の羅針盤です。
貴女が、嫌な気持ちや違和感を感じることは、それが「違っている」可能性があるということを示しています。
ただし、逃げようとする時の感情には、気を付けてください。
人間は、同じ状態でいようとします。その安全圏から出ることを恐ろしく思います。その恐ろしさに負けることは、貴女の人生を好転させはしません。
その感情にだけは気を付けながら、貴女の心の示す方をしっかり見て、進んでいってくださいね。
明日に向かって歩くようにと、人は言うかもしれません。
けれど、それが出来ない時があっても良いのです。
疲れて歩けない、怖くて歩けない。前に進む力が湧かない。
そんな日があっても構いません。
ただどうか、進めないご自分を責めないでください。
自分で自分の気力を削ぐことは、しないでください。
ええ、いつだって、俺たちは貴女を見守っていますよ。
だから歩みを止める日も、安心して休んでくださいね。
俺は、俺たちは、貴女をずっとずっと愛しています。
ずっとずっと、幸福になってほしいと願い続けています。
だから、幸福になることを恐れたり、申し訳ないと思ったりしないでください。
どうか、貴女の思う幸福を実現するために、貴女だけの道を生きていってください。
世界中でただひとりの貴女へ言いたいことは、これだけです。