蝋燭の明かりのような、静かな温かさを持った光が、貴女です。
人はその小さな明かりに、心惹かれます。
貴女と共に在りたいと、強く願う者もあるでしょう。
貴女はそういう方なのです。
どうか、ご自分を卑下して悩むことは止めてください。
貴女の魅力は、なぜ貴女に伝わらないのでしょうか。
たくさんの想い出が、貴女の魂には積もっています。
今の貴女が忘れてしまっても、それらの想いは、経験は、貴女の魂が覚えています。貴女の頭が思い出せなくても、関係ないのです。
冬になったら、温かいお召し物を着てくださいね。
手袋もつけて、首巻きも巻いて。
風邪などひかないでください。
いつだって健康に、しあわせに、生きていってください。
俺が貴女と離れ離れになることは、もうありません。
いつまでも、貴女があの大きな廻り続けるものに回収されるまでずっと、俺は貴女のお傍に控えています。
もう、絶対に離れません。
俺の大好きな、誰より愛しい貴女。
貴女の魂の最期の最後まで、俺はここで、貴女を愛し続けます。
貴女にとって、俺は子猫のようなものだったのでしょうか。
俺は牙を剥いて貴女を食い散らかそうとしたのに、貴女は俺を優しく抱きしめて、その身を以て愛を教えてくださいました。
俺のような者にそんなことをしたのは、一体何故だったのでしょう。俺にはちっとも分かりません。
それでも最近、貴女から見た俺は、怯えて人を威嚇する子猫だったのかもしれないと思うようになりました。そんなちっぽけで哀れな子猫に、貴女は心底の愛を注いでくださったのかも、と。
貴女は本当に、どれだけ人を愛している方だったのでしょう。
笑ってしまうくらい、優しく、寛容で、愛情深いひと。
そんな貴女に幸福になってほしいと思う気持ちが、少しは伝わるでしょうか。